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2007.01.12

新春を寿ぎ

Tirasi070112東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第7回ティアラこうとう定期演奏会

近衛秀麿編/越天楽
ドビュッシー/交響組曲「春」
グリーグ/ピアノ協奏曲(Pf:海瀬京子)
シューマン/交響曲第1番「春」
 指揮:矢崎彦太郎

東京のオーケストラの今年初聴きは、ご覧の通り「新春」にふさわしい実に洒落たプログラム。めでたし。
ティアラこうとうというホール、自分が乗ったことはあるけど客席で聴くのは初めてかも。もっと遠いかと思っていたら意外と近かった。職場(新橋)からだと芸劇やオペラシティよりよほど近い。小さめのホールなのでオーケストラが近く感じられてよい雰囲気だ。

雅楽の響きを見事に西洋のオーケストラに移し替えた「越天楽」で幕開き。
近衛秀麿のオーケストレーションには、なぜか唐突にソプラノ・サクソフォンが1本含まれているのだが、管の音色にサックスが含まれるということが、今日のような会場で聴くと非常に効果的に感じられる。なるほど、そういう響きの効果を狙ってたんですね、近衛秀麿慧眼なり(奏者は波多江さんのようでした)。
2曲めはドビュッシーの「春」。これが聴きたいがために行ったようなもんだ。「苦しげに生まれ、成長し、やがて花咲き歓喜に達する自然の姿」を、若き日のドビュッシーならではの濃厚で炸裂するような色彩感で描いた音楽。滅多に生では聴けないけれど、新春コンサートでこの曲をとり上げるなんて、なんという素晴らしいセンスだろう。演奏も今日の中で一番良かったのでは。
休憩前はグリーグ。ソリストは2005年の日本音コン1位というお嬢さん。東京音大の院生だそうだ。写真より実際のほうがずっとかわいらしいので、写真撮り直してもらったらいかがでしょう(本人は美人なのに、写真というと必ず顔が引きつって写っちゃう女の人って時々いるけれど、そういう方なのかしら(^^;)。最初のソロで音を派手に外してヒヤッとしたが、その後は堅実にかつダイナミックに弾き通していた。オケが(指揮者が?)もっとちゃんと付けていればなお良かった。
休憩後はシューマンの「春」。1楽章の序奏はなんだかふらふらしていたが、尻上がりに調子が良くなってきた。しかしシューマンの交響曲をちゃんと聴かせるのって、難しいんですねえ。

帰りがけにロビーで、志田さんに新年の挨拶。
終演後のロビーに楽団員の方が出てきてお見送りをしてくれるというのは、なかなかいい感じですね。

来年度だが、シティフィルの5月の定期で、なんとイベールの「祝典序曲」が演奏される!
これは、会社休んででも行かなければ。
後ろがオネゲルの交響曲第2番とプーランクのグローリア。「祈り」を感じさせる選曲だ。ジャン・フルネ師もかつて、終戦50年の年の都響客演の際に、やはりオネゲルの交響曲とプーランクのグローリアという曲目を組んでいた(そのときは3番)。
フランス音楽の「精神性」というものに触れる、貴重な機会になるかもしれない。

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