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2007.01.01

謹賀新年

おけましておめでとうございます。
本年も拙ブログ「Thunder's音楽的日常」、ならびに本家サイトThunder's Webをよろしくお願い申し上げます。

Tirasi061231さて、とりいそぎ、昨夜の年越しコンサートのご報告。

岩城宏之追悼 ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2006(東京文化会館)

交響曲第1番(指揮:下野竜也)
交響曲第2番(指揮:岩村力)
休憩(15分)
交響曲第3番「英雄」(指揮:大友直人)
休憩(15分)
交響曲第4番(指揮:高関健)
交響曲第5番(指揮:井上道義)
休憩(60分)
交響曲第6番「田園」(指揮:秋山和慶)
休憩(30分)
交響曲第7番(指揮:小林研一郎)
交響曲第8番(指揮:ジャン=ピエール・ヴァレーズ)
休憩(30分)
交響曲第9番「合唱付」(Sp釜洞祐子、At坂本朱、Tn佐野成宏、Br福島明也、晋友会合唱団、指揮:外山雄三)
 イワキオーケストラ(コンサートマスター:篠崎史紀)

昨年亡くなった指揮者岩城宏之の、最晩年のライフワークだった、ベートーヴェンの全部の交響曲を一気に聴いてしまえ、という演奏会。
休憩込みで9時間半、普通のクラシックコンサート4つ分。こういうおバカな(失礼)コンサートが実現できるのは、電車が終夜運転する大晦日しかあり得ない。私の場合は岩城氏云々というより、1回のコンサートでこれだけの指揮者の聴き比べができるというのが単純に面白いので、話のタネに聴きに行ったようなものだったが…

061231

ロビーには、岩城氏の遺品のスコアや燕尾服等が展示されていた。
また、スポンサー企業による焼酎の試飲コーナーや、血圧測定コーナー(^^;が開設されたり。
客入りも、最初少し空席があったけれど、「5番」が始まる頃にはほぼ埋めつくされ、満席の賑わい。

臨時編成のオーケストラ(コンマスはN響篠崎さん)は、弦は札響、新日本フィル、仙台フィル、広島響、大阪センチュリー響の若手コンマスを第1ヴァイオリンに入れている以外は、ほぼN響のメンバーが中核。というわけで、充実した音量といい、弱音の浸透性といい、指揮者が何をやらかしても崩れないアンサンブルといい、基本的にN響のキャラクターだった。
それに比べると管はかなり寄せ集め、という感じ。ホルンに出演予定だったN響の松崎さんが急病で休まれたのがかなり痛かった様子。基本的に交代で吹いていたが、ただ一人クラの横川さん(N響)だけは1番から9番まで一人でトップを吹き続け(!)、第9アダージョの見せ場までちゃんとその美音を保っていた。スゲェ…。

さすがにこれだけたくさん一度に聴くとなると、大雑把な聴き方しかできないけれど、とにかく同じメンバーのオーケストラでも指揮者が変わると全く音が変わる、ということを徹底的に実感出来たのが、楽しかった。
指揮者がオーケストラから引き出す音というのは、人の声や楽器の音色と同じ、その人独自のものなのだ。
若さの炸裂する、エッジの立った音が飛んでくる下野氏、ただひとりベーレンラーター版使用、対向配置でコダワリを見せた高関氏、天衣無縫な鳴らしっぷりを存分に見せてくれた井上氏、疲れの見えてきたオケに鞭を入れるようにスケール大きく走らせるコバケン氏。
圧倒的に美しい(あるいは、整った)声の持ち主といったら、秋山氏だろう。1時間の大休憩のあと一発めに出てきた、今までと別のオケのようななめら~かで練れた音色には、驚嘆。


15時30分開演、終演は明けて翌1時。いやはや、さすがに疲れた。
演奏された皆さんは、もっと疲れたことだろう。お疲れさまでした。

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コンサート(2007年)」カテゴリの記事

コメント

今年もよろしくお願いいたします。
書かれているのを見るだけでも、指揮者の個性が伝わってきます。しかし、指揮者も大変ですが演奏者も(聴き手も)大変ですね。お疲れ様でした。下衆な興味ですが、休憩はどのくらいあったんでしょうか。

うー、松崎さん、いなかったんですかぁ。それは非常に残念でしたね。私が聴きに行っていたら、英雄が終わった時点で帰っていたかもしれません。ちなみに私がN響を聴きに行くのは、松崎さんのホルンか、植松さんの打楽器目当てです。えへへ。
それはともかく、松崎さんの代役なんてそうそういませんからねぇ。一色隆雄さんはもう鬼籍に入られているし、千葉馨さんとかデール・クレヴェンジャーを呼んでこないとイカンでしょう。

>mckenさま
指揮者は単純に年齢順で出番を決めたとのことでしたが、偶然にしてはそれぞれの芸風に合った面白い組み合わせとなりましたね。ミッチーが5番、最も難曲の6番が秋山さん、コバケンはおハコの7番、室内オケが本業のヴァレーズ氏が一番小さな8番、という具合に。
事前に休憩がどこでどのくらい入るのかよく知らないまま行ったのですが、演奏者が出ずっぱりな以上、1時間くらいの大休憩はあるに違いないと思っていましたら、その通りでした。
上野のアトレはまだかなりたくさんの店が営業していて、食事には困らなかった。

>よねやま様
ホルンは苦戦でしたねえ…ちょっと可哀相になってしまうような瞬間もあり;
ティンパニはまさに植松氏でした。この方も9曲叩きっぱなしでした。

ちなみにこちらのサイトの記述(N響ヴァイオリンの横山さんの日記)によると、練習は2日+当日の合唱合わせ、だけだったようです。
たったそれだけのリハーサルで(ひとりあたり1曲通す時間もあったかどうか)、自分の「音」と解釈をオケに伝え、それに応えるオーケストラ。
「プロ」の凄味を感じます。

http://www.bekkoame.ne.jp/~vn-toshi/new17.html

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