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2007.01.14

井上麻子・大城正司ジョイント

Tirasi070114大城正司&井上麻子saxophone concert(アーティストサロンDolce)

イベール/2つの間奏曲
C.ロバ/アルス
ミヨー/組曲op.157b
ラヴェル/クープランの墓より
プーランク/ピアノ、オーボエとバソンのための三重奏曲
 大城正司、井上麻子(Sax)、藤井快哉(Pf)

パリ音楽院をプルミエプリ(一等賞)で卒業、大阪音大の先生を務める井上さんが来京。
沖縄出身で芸大卒・管打コン一位、東京で活動しつつ洗足学園と岡山(くらしき作陽大)で教鞭を執る大城さんとの、デュオのコンサートを聴く。
遠隔地の名手の異色の組み合わせであり、さほど大きくない会場は立ち見も出る大入り。曲目もワタシ好みのフランスづくしで、じつに楽しかった。

豊かでおおらかなサウンドと繊細な音楽性の持ち主の大城さん、細身で鋭くエッジの立った音色で男前!な音楽を奏でる井上さん、という具合に、おふたりはなかなか対照的な音楽の持ち主なので、どちらかというと同じ楽器(ソプラノ同士とかアルト同士)の前半よりも、楽器を違えた後半(ラヴェルとプーランク)のほうが率直に楽しむことができたかも。
クープランの墓、最近あまり聴いていなかったが(いくら良い曲でも、さすがに30年も聴き続けていると少々飽きるので)、いやこれ、やっぱりいい曲だわぁ、と改めて実感。
プーランクも、今回ソプラノとテナーでの演奏だったが、よく聴く(自分でもやったことのある)ソプラノ&バリトンの組み合わせよりも、フランス式のバソンを使った時の原曲の雰囲気に近いかもしれない、と思った。

プーランクの最後の最後、2人の奏者がオクターヴのユニゾンで締めくくりのメロディを朗々と吹くところが、大好きだ。
ふたりで(あるいは、誰か自分以外の他人と)一緒に音楽をするということの、本当に根本的な喜びと幸福感が炸裂するような感じ。
#自分で吹いていると、途中でいろいろいろいろあって大変だけれども、最後で全部報われた気分になれる。

アンコールに、フォーレの「ドリー」よりスペインの踊り、「スカラムーシュ」の3。

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コメント

 今日はお菓子ありがとうございました。(^^

 楽しい時間という言葉がぴったりなリサイタルでした。
井上さんの吹きっぷり?は、私も男前~と思いましたよ。

こちらでははじめまして。

プーランク、すごく素敵!と思って聴いてました。
ほんとに楽しい演奏会でした、です。

ご来場いただきありがとうございました!!!
・・・男前・・・本当によく言われます・・・
女性的な演奏を目指してるのですが、まだまだ修行が足りないです。。。
緊張と熱さで何度か意識が薄れましたが(!)、楽しく演奏させて頂いて、本当にありがとうございました。

また精進します!

どうもお疲れさまでした。
ご本人自らお出ましになっていただくとは恐縮です。
2年以上ぶりにお会いできたことになりますが、そんなに空いた感じが全然しないで済むのがネット時代の良いところで。
楽しい演奏をありがとうございました。無事帰られましたか?

皆さん同じような感想を持たれたようですが…言うまでもなく「男前」は誉め言葉ですので(笑)
また、どこかで!

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