今日は静岡行き
今日は、(ほとんど恒例となりつつある)静岡へ。
シンフォニエッタ静岡 Sinfonietta Shizuoka, JAPAN 第4回定期演奏会(静岡県コンベンションアーツセンター・グランシップ 中ホール「大地」)
J.シュトラウス2世/美しく青きドナウ、皇帝円舞曲、ポルカ「狩り」
マーラー/交響曲「大地の歌」(室内オーケストラ版)
Ms:原田和加子 Sp:岡本実佳、斎藤晴美
指揮:中原朋哉
冬晴れの好天の中、東海道線各駅停車に2時間半、トロトロと揺られてのんびりと会場へ向かう。
会場のグランシップ10階の展望台から富士山を撮ってみたんだが…これだと判らんなあ(画面中心より少し左、雲と一体化している)。
前半のヨハン・シュトラウスは、17人編成程度に編曲されたバージョンだったけれど、こういう誰でも知っている有名な曲というのはなかなか厳しいものがあるなあ、と痛感。演奏上のちょっとした傷やアンサンブルの乱れ、メンバーひとりひとりが何かの加減で少しばかり音楽的に「後ろ向き」になってしまうこととかが、たちどころにマイナスポイントに直結してしまう。
休憩後のマーラー(シェーンベルク編曲による室内オーケストラ版)のほうがずっと聴き応えがあった。このバージョンは初めて聴いたのだが、全員がソリスト、みたいな線的な書法の楽譜なので、若さゆえのアンサンブルの練り上げ不足がそれほど気にならない(多少事故があったようだが、あまりよく判らなかった)。後期のマーラーの香りを聴くことができた。実際、メンバーも前半よりはるかに確信を持って弾いている、という印象だったし。
独唱は珍しくもソプラノとメゾソプラノで、ソプラノは1楽章と3・5楽章を2人で分担していた。ワタシ的には3・5楽章を歌った方が好みかな。メゾの方は熱唱だったけれど、もうすこし翳りのある声であればなお良かった。
終演後は、指揮者の中原氏と少しばかり話をしてから帰途につく。
とりあえず来シーズンも通うことにしている(9月シーズンはウチの演奏会とガチンコなので無理だが)。こうやってある程度の人数を束ねてプロとしてやっていくのは大変だと思うけれど、頑張ってほしいと思う。
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