田部京子さんのリサイタル
休日。恒例、青梅へ父の見舞い。
夜はコンサート会場に座る。
シベリウス/樹の組曲op.75より ピヒヤラの花咲くとき、白樺、樅の木
同/花の組曲op.85より ひなぎく、カーネーション、釣鐘草
同/5つのロマンティックな小品op.101より 叙情的情景、ユモレスク、ロマンティックな情景
グリーク/ホルベアの時代から(ホルベルク組曲)
同/「ペール・ギュント」第1組曲
同/抒情小曲集より(9曲)
田部さんはデビュー当時から聴いていることになるけれど(都響の定期でベートーヴェンの1番だか2番だか、初期のコンチェルトを聴いたのは、私が都響の会員になった最初の年だったから、もう15年も前のことだ)、意外にもソロリサイタルをちゃんと聴くのは初めて。美しい方です。写真よりずっと美人。音色も美しい。思想だの精神性だのというものはあまり関係なく(ところで、「精神性」って何でしょう?)、とにかくひたすら綺麗な音。耽美的、って言うのか。
今回のプロのような、ひんやりとした抒情の世界が実によく似合う。とくに、滅多に聴く機会のないシベリウスの小品。私自身シベリウスは、交響曲のような大曲よりも、余興で書いたようななんてことのない劇音楽のナンバー等の方がずーっと好きなので。
フォーレとか弾いてくれないかな。似合うと思う。(そういえば以前、フランスのピアニストがグリーグのコンチェルトを弾くのを聴いたけれど、まるでフォーレのように聞こえたのだった。)
後半のグリークは、最近出したCDの宣伝も兼ねてか、CDそのままの選曲。「ホルベルク」は原曲がピアノ曲だった、というのは知識としては知っていたけど、実際に聴いたのは初めて。へぇー。(…どうしても弦楽合奏版を思い浮かべながら聴いてしまうので、ちょっと物足りないかも)
しかし浜離宮朝日ホールのピアノの音は実にイイです。都内のメジャーなリサイタルホールの中で、最もピアノソロ向きの響きのように思える。
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