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2006.11.10

久しぶりのN響、だが…

ということで(昨日のエントリ参照)、行ってきました。久々のN響定期。

NHK交響楽団 第1581回定期演奏会(NHKホール)
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲(Vn:庄司紗矢香)
R.ヴォーン=ウィリアムズ/交響曲第5番
 指揮:サー=ロジャー・ノリントン

ピリオド・アプローチの巨匠、ノリントン師の、N響への初客演。いやー、噂どおり両方の曲ともノン・ヴィブラートで弾いていたけれども(弦の奏者の左手の指が微動だにしないのは、なんだかヘンな感じ)、現代のオーケストラからいきなりヴィブラートだけ取り去ると、これがなんとも貧弱というか、情けない音になってしまうことで(^^;。
ベートーヴェンは10-10-8-6-4という弦の編成だったが(当然、対向配置)、いつもどおり3階天井桟敷の自由席で聴いていると、ぜんぜん鳴らないし音も飛んでこなくて、まるで学生オケみたい。ソリストもなんか弾きにくそうだった。せっかくの庄司紗矢香さんのソロなのに。こういう演奏を聴かされると眠くなること。
休憩後のRVWは、これも相変わらずノン・ヴィブラートながら、人数も増えたので少し聴ける音になった。ときどき、すごく透明でハッとするような響きが聞こえるんだけど、それでもある種の違和感が終始離れなかった。

こういう日は、会場内の雑音とかがいつも以上に気になるのだった。しかしNHKホールの客って、こんなに集中力無かったっけ?あっちこっちで荷物やらチラシをガサガサ言わせてるし、遠慮のない咳も多いし(一人や二人ではない)。

そもそもピリオド・アプローチ(その曲が作曲された当時の響きを追求する)というのは、その当時の会場と、その当時の感性を持った聴衆(あるいは、そのような感性を積極的に理解しようとする聴衆)の存在を前提とするんじゃないかしら。
こんな、NHK紅白歌合戦ホールのような広大な会場で、ピリオド・アプローチをやってみる理由というか、必然性というのは、あるのかしらん。私にはよく分からない。
何も知らないで聴きに来たお客さんには、「N響ってへたくそだなあ」、って思われておしまい、のような気がするんですが(^^;。

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コンサート(2006年)」カテゴリの記事

コメント

うーん、こういうアプローチはまだサントリーでやった方が良かったかも。古参の定期会員にはちょっと、、でしょうね。

今、ディナンのファイナリストメンバーを確認・セミファイナルの演奏をネットで聴いてます。貝沼さんが、予想通り!メンバーに入られたようです。さっき、ネットでデニゾフの演奏聴いてました。(^^

本日こちらは初めての大宮ソニックシティ大ホール。客席2,505席とこちらもデカいホール(歌合戦ホールの3,746席には遠く及びませんが)。2階席の前のほうで聴きましたが、うっすらと直接音しか聴こえてきません。ffでもパンチが効いていない。音響は決して悪くないんですが、残響がほぼないのでホールの音を楽しむという感じではございません。(パイプオルガンなし)
しかしながら、(咳をする人もいましたが)お客さんの集中力はスゴく、みんな、森麻季ちゃんの天使のような歌声を食い入るように聴いていました。素晴らしい、コロラトゥーラでした。チュッ♡(外山雄三指揮日本フィル)

現在はBプロ会員をやっています。先週のサントリーはすごく良いと思いました。

実は、今日、3階席の1番前で聴いていました。
ソリストが弾きにくそうというのは同感です。いつも以上に神経質そうに弾いている感じがしました。ちょっと期待とは違う方向性で、指揮者のアプローチによってソリストの角を矯められてしまった感じがしました。
ただ、某氏の日記にあるように、アンコールをノンヴィブラートで弾いてみせるあたり、何らかの共感を持って「今回はやってみた」ということではあると思うと一応肯定的には捉えてみます…。

また、3階席の前の方は、Thunderさんが感じられたよりは、それなりに演奏を共有できたのかなという気がします。
普段の会員席がサントリーのRAで、会場のそこかしこの騒音を全て拾えるような位置で聴いているため、「いい加減にしてほしい」と思うことが一度や二度ではないのに比べると、NHKホールの3階の1番前というのは比較的音楽に集中できる環境なのかなとは感じた次第です。
(N響の場合、会場の一部の聴衆の集中力の低さは本当にどうしようもないですよね。)

まあ今回の2回の演奏会では、やはりサントリーで聴いたモーツァルトの39番が出色で、やはりこういうアプローチをするならば、「こういう場所で、こういう曲を」ということを感じたことも確かです。

>京青さま
ディナンのウェブサイト、実によく出来てますよね。
本選結果発表は現地時間の11日午後11時30分だそうですね。日本時間だと明朝(12日)の朝7時半。
>よねやま様
ソニックシティは、客席部分の奥行きが長いせいか、2階の奥に座るとNHKホールの自由席より遠い感じがします。
むかしパリ管を聴きましたが、やはり音が飛んでこなかった。
>Isaacさま
先日はお疲れさまでした(私信)。
そう、NHKの3階両翼の一番前は、私も結構好きです。
さすがに開演5分前に当日券買って飛び込むような状況では、えーいいいや、自由席で、ってことになっちゃいますが。

そういえば以前、デュトワの指揮でフランス物の珍しい曲目とかが演奏されると、とたんに一部のお客さんが興味を失ってガサゴソし始めることにムカついていた記憶が蘇ってきました(苦笑)

NHKホールではどの席で聴いたらよいか、私はNHKホールへ行ったことがなく説得力がないので、この方のご意見を借りることにしました。
N響の機関誌「フィルハーモニー」の2005年4月号に多戸幾久三さんの卒業インタビューが載っていまして(N響在籍期間、37年10ヶ月!)、そこで彼はNHKホールの席については「(僕は)入ったすぐ壁のあるところで聴く。1階の左側の。2階よりは3階の両脇の方が良いかもしれない」と語っています。「3階両翼の一番前は、私も結構好き」とおっしゃるThunderさんと同意見のようですね。

オペラシティから帰ってまいりました。いやあ、Thunderさん、タケミツメモリアルで聴くべきでしたよ。ppもバッチリ聴こえました。私は2階中央の3列目だったせいもあるかもしれませんが、オペラシティはどこに座っても押し並べてきちんと聴こえるのではないでしょうか。
また、コントラバスが正面一番後ろのひな壇、トランペットとトロンボーンが上手はじ、つまりベースと金管が入れ替わった配置で、あれだったらコントラバスの音が左右からも回り込んで、客席右側に座っている人でも低音が聴こえて、よろしかったと思います。
あのピリオド奏法のベートーヴェンはNHKホールではキツいんじゃないかなぁ、聴こえなさそうで。そしてお客もシーンとして聴いていました(これはピリオド奏法とはカンケーなく)。
さやかちゃん、確かに弾きにくそうだったかも。何と言うか「英語禁止ゴルフ」ならぬ、「ヴィブラート禁止ヴァイオリン協奏曲」って感じで、油断してるとついヴィブラートしてしまいそうでした(実際ヴィブラートをかけてしまった部分もあり。しょーがないよね)。

要するに、何のためにピリオド・アプローチというものがあるのか、ということはお構いなしに、せっかく本場からピリオドの巨匠をお呼びしたのだから、ご成果をひとつ披露していただきましょう(場所はとりあえず歌合戦ホール♪)、ということになってしまうんですな。
実質を抜きにしてとりあえず形だけ真似る、という、日本の西欧文化移入の姿そのままです。

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» 庄司紗矢香のノンビブラート奏法 [雪太郎のつぶやき、あるいはプリンセス達の花園]
La fontaine de la musiqueというブログを拝見したら、今回のノリントンとの共演で、庄司紗矢香はノンビブラート奏法を取り入れていたという記事が書かれていました。 なるほど!!モノトーンに聞こえて感心しなかった理由が分かりました。言われて見れば、ビブラートの無いくすんだ音色だったんですよね。解説の吉松氏もそこまで言及はしていなかったと思うんだけど・・・。 彼女のあの、潤いに満ちた音色をわざと捨てたなんて・・・・、なぜ????? 彼女の選んだ道???共演する上で必要... [続きを読む]

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