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2006.11.23

【連載】マルセル・ミュールの生徒たち 14

この連載の趣旨、見方については連載第1回のエントリをご参照ください。

1955-1956

BALET, Guy
DENIZART, Francis
FIGUIER, Romuald
HEMKE, Frederick (U.S.)
HENRI, Michel
JULES, Jacques
LARCHEVÊQUE, Jacques
LEPÈVE, Michel
MOMESSO, René
NOUREDDINE, Jacques
OLLIVIER, Jean
PARICKMILER, Raymond
REYMOND, Gilbert

試験曲:Prélude, cadence et finale (Alfred Desenclos)

Frederick L. Hemke(1935.7.11-)は、パリ音楽院サクソフォン科を一等賞で卒業した最初のアメリカ人として、あまりにも有名。
Northwestern University School of Music教授(現職)として、日本人を含む多くの門下生がおり、とくに故大室勇一氏の師匠であったことによって、日本のサクソフォン界にも大きな影響を及ぼしている。

試験曲はあの「PCF」だったのですね。そういえば1987年にヘムケ氏が来日してマスタークラスを開いた際、この曲を持ってきた生徒にそう言っていたっけ。「この曲は私がパリ音楽院を卒業した際の課題曲でした」と。
気のせいか他の生徒よりもレッスンが気合入っているように見えたものだった。

Cd124有名なレコーディングは少なくて、教育者としての名声に比して演奏家としては「幻」に近い存在だったけれど、最近Simple GiftsというソロCDがアメリカでリリースされ、やっとじっくりとその音楽を聴くことができるようになった。
マルセル・ミュールの音楽の輝きと暖かさを受け継ぎながら、ある意味人を突き放すような高潔さを感じさせるその音色は、アメリカの多くの奏者にありがちな豊穣で柔らかではあるけれど音楽が大雑把な連中とは一線を画す、気高くヒロイックなもので、私はたいへん感銘を受けた。
しかしこれ、ヘムケ氏65歳頃の録音ですか。感嘆。しかし向こうの方々というのは演奏家生命長いことで。

ヘムケ氏の公式ウェブサイトでは、これまで参加した録音や、今までノースウェスタンに在籍した生徒の一覧表などを見ることができる(あのデヴィッド・サンボーンがノースウェスタンの出身だった、ってことには、びっくり)。
以前のエントリへのコメントでも書いたけれど、ヘムケ氏はマルティノン指揮の「アルルの女」、小澤指揮の「展覧会の絵」、ストコフスキー指揮の「黄金時代」(ショスタコーヴィチ)、ショルティ指揮の「ボレロ」など、シカゴ交響楽団のいくつかの録音に参加しているらしいことが判る。
それと知らないうちに結構耳にしていたんだなあ。…

他の方では、Jacques Noureddineは南仏トゥールーズ在住のサクソフォン奏者で、ミシェル・プラッソン指揮の「アルルの女」劇音楽版のCD(EMI)に名前がクレジットされている。
現代フランス・シャンソン界の第一人者である歌手ジュリエット(1962-)は、娘さんとのこと。

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