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2006年10月

2006.10.30

都響、熱演

Tirasi061030東京都交響楽団 第633回定期演奏会(サントリーホール)

マリー・シェーファー/マニトウ(精霊)
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲(Vn:矢野玲子)
ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲
 指揮:小泉和裕

久々に、文句なしに素晴らしいオーケストラのコンサートでした。
1曲めからかなりにハードな現代曲だったけれど、たいへん面白くて25分を飽かず聴いた。斬新で激烈で、オーケストラの技量を極限まで試すようなサウンドでありながら、西洋音楽の伝統を確かに内包した響きはありがちのゲンダイオンガクとは似て非なるものだと思った。小泉さん、相変わらず胸のすくような見事なまとめ方ではある。作曲者臨席。
次がチャイコフスキーというのも気持ちの切換えが大変だ。初めて聴く若いソリストということでちょっとだけ心配だったが、なかなか堂に入った演奏ぶりで、エモーショナルによく歌うし音程感が良いし、心配は杞憂に終わって良かった。デビュー当時の戸田弥生さんをちょっと思い出す。
プロフィールを見るにとてもたくさんのコンクールに挑戦して成果を上げているようだが、そのことが(「コンクールすれ」せずに)よい結果に結び付いているように思える。

休憩後はルトスワフスキの「オケコン」。いやーこれ本っ当に面白い曲だわ。休憩時間で帰っちゃったお客さんが結構いたようだが、なんと勿体ない。20世紀の「オーケストラ」という音楽媒体の面白さをこれだけ生かした曲というのはあまりないと思う。
演奏は、小泉さんの、振りが大きい割に出てくる音楽はクール、といういつもの印象を改めさせられる熱演だった。
演奏終了直後の小泉さんが思わず見せたガッツポーズが、結果を物語っていたか。

2006.10.29

恒例、音教

リサーチの本番で、練馬区内の小学校体育館での、毎年恒例PTA主催の小演奏会。
朝は雨がぱらついていたが、開演の頃は晴れてきて、お客さんのいっぱい入った体育館の中は暑いほど。

疲れた。…何年も続けて同規模のコンサートをやっていると、年々体力が落ちていることが実感できる(^^;。
家帰ってご飯食べてからばったりと倒れ、しばし仮眠、やっと起き出してきてブログ更新してます。

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第2部開演ちょっと前の休憩時間。
子供たち走り回ってます。

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最初に(在校生全員起立で)校歌を演奏したんだけど…
作曲者はなんと、渡辺浦人ではないか!(そこに反応するかい)
毎年吹いてるのに、今日初めて気がついた。

終演後は、おみやげに地元練馬産ブロッコリをいただく。

2006.10.28

今週も結婚式

古巣バンドで7年間隣席でテナーサックス吹いていた男の、結婚披露パーティにお招きをいただく。
この歳になるとこういう機会もだいぶ減ってきて、2週連続なんて久しぶり。

15年前に入団した私よりも先輩で、しかもいまだ現役という在団年数の長さゆえ、楽団関係者は古い人も新しい人も全員集結という感じで、同窓会状態だった。

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という訳で、会場の床の隅っこはこんな感じ。

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ウェディングドレス姿でバリトンサックス吹きまくる新婦。
どうか、お幸せに。

練習第2回

職場を6時で飛び出して、柿生へ。
23日の練習に引き続いて、ドビュッシーをじっくりと合わせる。
さすが弦の曲、休符が全然ない。どこで息吸えってんだろうか。オプションの吸気ポンプとかを身体に装着したいです。エラでもいい。

予定どおりヴィオッティQのCDを皆で聴く。とめ氏がオーレリアSaxQのCDを持ってきていたので、それも。(アルモよりも数段面白い演奏だ、と思った。)
T先生、一言、「泥臭ぇ曲だなあ」。
そう、たしかにいわゆるドビュッシーって感じではない。演奏をまとめていくのに、チャイコフスキーやボロディンの音楽を解釈するのと同じ流儀で行けてしまう。
まあ、ドビュッシーは若い頃はムソルグスキーやボロディンに大きく影響を受けていたそうなので、それはそれで正しいあり方なのかも。

これであとは練習は本番前日のみ。はてさて、どうなりますやら…

2006.10.27

ドビュッシー弦四、プチ聴き比べ

以前のエントリにも書いたように、今度のアンコンでドビュッシーの弦楽四重奏曲(第1楽章)を演奏するので、それにちなんでウチにあるこの曲のCDを探ってみたら、4枚見つかった。
ということで、深夜のプチ聴き比べ(夜も遅いので第1楽章限定)。

オリオン四重奏団(Delosレーベルのドビュッシー室内楽曲全集所収)。1996年ロサンゼルスにて録音。
巧い。楽譜の指示をきちんと守っていること、縦が揃っていること、音にエッジが立っていることに関しては一番かも。そのかわり全体に音の長さが短くてスケールがやや小さい。日本の若いサクソフォンカルテットみたいな演奏。

ヴィア・ノヴァ四重奏団(Erato)。1969年フランス。
楽譜上のスタッカートをほとんど無視してどの音も長めに弾いているせいか、とてもゴージャスな響き。チェロ、ヴィオラ(名手ジェラール・コセ)もよく鳴っている。ということで充実した響きだが、音楽的には第1ヴァイオリンのジャン・ムイエールの独り舞台という感じもちょっとある。よく聴くと細部は少々弾き飛ばし気味…

ヴィオッティ四重奏団(Pierre Verany)。1985年フランス。
音楽的には中庸だが、音はなかなか元気がある。若々しいが非常に練れたアンサンブルで、機械的によく揃っているという以上のものがあり、ワタシ的にはたいへん好感度高し。だけどこのレーベル、ちょっと手に入りづらいだろうなあ…

カルヴェ四重奏団(Dante-Lys)。1931年録音のSPの復刻。こんなの持ってたんだ、オレ。
オールドファッションな演奏を予想していたら、意外と現代的な音色とアンサンブルだったので、ちょっとびっくり。第1ヴァイオリンがたまにポルタメントがかかるくらいで、ヴィア・ノヴァの方がよほどグランドマナーな感じがするくらいだ。復刻の状態は悪くない。Danteてのは正規盤なんだろうか?

という訳で、明日の練習にはヴィオッティQを持って行って皆に聴かせようと決定。
サクソフォン編曲版のCDは、有名なアルモSax.Qの他、オーレリアQ(オランダ)、Z Quartet(クロアチア)とかいくつか持っているけれど、原曲バージョンの聴き比べをしたあとに聴いちゃうと、なんだかつまらなく聞こえるのだった。
悔しいが、仕方がない。

本日は少々マニアックにお送りいたしました。(マニアックなのはいつものことか)

2006.10.23

初練習

今年もフロートが始動。
11/5のアンサンブルコンテスト本番(予選)のための、初練習。
雨の中、楽器を踏み抜かれるんじゃないっかっつうくらいの小田急の殺人的帰宅ラッシュをくぐり抜けて、練習場の柿生へ。
去年は出場しなかったので、この4人でまともに合わせるのはほぼ2年ぶり。

曲をざっと通して、カット箇所を決め(全部で6分以上かかるため、制限時間に収めるため4分の3程度に刈り込まなければならない。ドビュッシー先生ごめんなさい)、改めて最初から、音程と楽譜の間違い等をチェックしながらゆっくりと流してゆく。ときおりアルトのT先生(一昨日の普門館で、勤務先の中学校吹奏楽部を指揮して金賞を貰ってきたばかり)の、鋭いダメ出しの声が飛ぶ。ざっと最後まで(およそ見ておくべき部分はすべて)見て、今日は終わり。この間1時間強。(全く無駄なし…)

フロートって、改めてとてつもない集団だと思うよ。普通のアマチュアのアンサンブルだったら、ドビュッシーの弦楽四重奏曲の楽譜をパッと目の前に置いて、こんな具合になんて行くものか。
今回は出番が最初だし(1番めに打楽器アンサンブルの団体があるため、実際の出番は2番だが)、予選本番までに下手すりゃあと1回しか合わせができないし、さすがに厳しい状況ではあるものの、どこまで行けるものか、楽しみではあります。

2006.10.22

文化祭

秋の3週連続本番の1(先週の土曜日も含めれば、4週連続の2)は、リサーチが本拠とする池袋のみらい館大明(合併で廃校になった小学校の跡地を、社会教育施設として運営している)の文化祭。

古い小学校の体育館での、「秋空に」(上岡洋一)に始まる30分のプログラム。さほど多くない(たぶん百人はいない)客は殆ど、近所のオジサンオバサン。いかにもこの「文化祭」、って雰囲気が、なんとも言えません。
「文化祭」って、こうだよね。30年近く前に経験した、高校の文化祭だって、盛り上がっているのは一時・一部分の教室だけで、学校全体としてはこういう絶妙にユルい雰囲気の中で時間が過ぎていったものだった。それでいて後夜祭だけ俄然盛り上がったりして。

私個人としては、9月中に練習に顔を出していたので完全に初見ではなかったけれど、ほとんどそれに近く、かなりに集中力を必要とした。凡ミスも2、3。来週はこういうことのないように。
しかし「秋空に」、懐かしかったなー。25年ぶりくらいに吹いたかしらん。これはほぼブッツケだったけれど、遅めのテンポ(イーストマンWEみたいな非常識なテンポではなく)だったので、何とかなった。

雨が降り出す前に全部終了。ホッ。

2006.10.21

結婚式

音楽ネタとは全く関係ありませんが。

義妹の結婚式で、茅ヶ崎のLa Table de Toriumiに行ってきた。
「料理の鉄人」で二代目鉄人・中村孝明を負かしたというオーナーシェフの、フレンチのお店。

若い人の結婚式って、いいですね。
幸せ分けてください。
料理も素晴らしかったです。

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とりあえず写真1枚

疲れが取れません。
体力的に、というより、精神的に。
ブログ等「書き欲」もかなり低下しているし、買ってきたCDはあんまり聴く気も起こらず積み上げてあるし、そんなわけで遅くまで起きている割には何をしているという訳でもないし。
本業のほうは演奏会前のほうが余程忙しかったくらいなんだけど。
明後日から日曜日3週連続本番だというのに、このテンションの低さはまずいな。

私たちのアンサンブルの演奏会で毎年写真撮影をお願いしているAPIの青山社長から、早速当日の写真のCD-Rが送られて来ているんだけど(いつもありがとうございます)、これもまたいいのを選び出して見やすく加工して、となると半日仕事になるので、手をこまねいております。

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とりあえず、全体集合写真だけでも1枚upしておきましょう(クリック拡大)。

Sugawa青山社長は元プロのカメラマン。須川さんのデビュー当時(1980年代)のプロモーション用公式写真(右)を撮影された方でもある。
近年はアルフレッド・リード博士の日本におけるマネージャーとして、また音の輪コンサートの団長として頑張っていたけれど、リード博士も逝って1年、来年度の音の輪コンサートも中止ということになって、お会いしたのは今年5月の音の輪本番以来だけど、なんだか急に老け込んだかのような印象があった。

いろいろな場面・局面で、時代は静かに変わりつつある。

2006.10.19

デファイエのイベール

Cd117mckenさんのブログで、デファイエが1950年代にジャン・フルネ指揮ラムルー管弦楽団のバックで録音したイベール「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」のCD復刻の記事を見て(こちら)、注文していたものがアメリカから届いた。

版元はHaydn House。昔のLPレコード音源のCD-Rでの復刻発売を専門とする業者らしい。(サイト中のCD Catalogの18ページにある)
この音源自体は、何年か前に(よくお名前の出てくる)レコードコレクター木下さんのご好意で既にCDに落としていただいたものを所有しているのだが、せっかくこうして誰でも入手可能となったのだし、また元のLPより収録曲数が多く(オリジナルは「寄港地」、コンチェルティーノ・ダ・カメラ、ドビュッシー「ダンス」の3曲)、敬愛するジャン・フルネ師の未聴の演奏がたくさん聴けるということもあり、買ってみようと思ったのだ。
1枚$10、送料$5。サイトからクレジットカードで買えるのだが、ブラウザのせいか、どうしても一度の注文で商品代と送料を同時に確定することができず、オーダーを二度出すこととなった。

一聴してたいへん良心的で丁寧な復刻だと感じた。ノイズ(針音)がほとんど無くて、マスターテープからの復刻かと思ってしまった位だ。音のリアルさでは木下さんのトランスファーには劣るけれど、普通に聴いて楽しむぶんには何の違和感もない。
30代前半(おそらく)のデファイエのソロは鮮やかの一言。ミュールの影響を多分に受けつつ、ミュールとは確かに異なる近代的な個性を明瞭に表している。この個性は1992年に最後に聴いた時まで、一貫して変わっていない。
若き日のフルネの指揮もキビキビしていて大変すばらしい。フルネというと「世界最高齢指揮者」としてもてはやされるようになった頃の巨匠風晩年様式ばかりが知られているけれど、本来はこういう指揮者なのですよ。オーベールの序曲集の、なんと清潔で推進力があって、そして隅から隅まで音楽的なこと!

Lc3478

木下さん提供による、オリジナルLP(EPIC LC3478)ジャケット。

2006.10.16

栃尾克樹リサイタル

Tirasi061016栃尾克樹 バリトンサクソフォン・リサイタル(浜離宮朝日ホール)

J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番
G.フォーレ/エレジー
R.シューマン/アダージョとアレグロ
高橋悠治/影の庭(委嘱作品・初演)
高橋悠治/民衆に訴える
O.ヌッシオ/ペルゴレージのアリエッタによる変奏曲
 Pf:高橋悠治

栃尾さんのバリトンは、人の声のようだ。世に聞くバリトンサックスの音は、低音域はもっとゴーッと図太いし、高音域はもっと刺激的だし、中音域はどっちつかずの没個性な音がするけれど、栃尾さんの音はその点、質感における一貫性が人間の声を思わせるのだ(フラジオ音域はウラ声ということか)。こういう言い方は実はあまり好きじゃないが、「癒される音」だ。あまりに快い音で、聴いていて時々意識を失った(^^;。

だけど考えてみたら、そもそもバリトンサックスというのは昔からそういう音だったような。ミュールのカルテットや、昔(1950年代)のビッグバンドを聴いても、バリトンサックスは今よりもっと細身でコンパクトな音に聞こえる。1970年代にレコードで入ってきたデファイエ・カルテットのバリトン(神様ジャン・ルデュー)の音は、ものすごくブリブリと吹いているように聞こえ、日本ではそういうイメージのバリトンが一世を風靡したけれど、長じて実際に聴いたルデューさんの音は全然そんなことはなかったし、そう思って当時のレコードを聴き返すと、あら不思議、あの頃はいったい何を聞いてそんなふうに思ったのだろう、というくらい軽い音で、拍子抜けするのだ。

聞こえてくる音をこうやって言葉に書きとめる行為が、いかにその時代の感性や耳に左右されることか、と考え始めると、客観性などというものが信じられなくなる。
私たちに出来ることと言ったら、「その時に」聞いた、感じたことを、できる限り素直に表しておくことくらいだ。
良い演奏会だった。

しっかし高橋悠治のピアノ面白かったなあ(「高橋悠治」というのは私にとって、一人の人間・音楽家というより、とても観念的・抽象的な存在なので、どうしても「高橋さん」とは書けない)。
ある意味、「作曲家の弾くピアノ」の極北だな。楽譜を前にしてさらう、ってことをほとんどやっていないような感じ。決して間違った音符を弾いている訳ではないのに、聞こえてくるものがあまりにいつもと違うので、もしかしたらこれ全部即興で弾いてるのかしらん、という錯覚に時々陥る。
その高橋悠治の新作の、見覚えのあるような、ないような景色の街の中を、超簡単な地図1枚を頼りに宝探しをするような、不思議な音楽風景も、なかなかをかし。
2曲めに演奏された「民衆に訴える」は、上記リンク先ホームページで楽譜が公開されている。

アンコールに、マーラー「子供の魔法の角笛」より『美しいトランペットの鳴り渡るところ』(高橋悠治作品の元ネタのひとつ)、サティ「ジュ・トゥ・ヴ」、サン=サーンス「白鳥」。

2006.10.15

抽選会

一夜明けて、川崎の教育文化会館へ。

11月5日に、私のもうひとつの活動媒体であるフロート・サキソフォンアンサンブルでアンサンブルコンテストに出場するので、その説明会と出演順抽選会。
川崎の教文に足を踏み入れるのは、もしかして今世紀初か?神奈川県央の古巣バンドに居たときは、吹奏楽コンクールの会場だったので毎年夏に必ず行く場所だったけど。
古い建物で、楽屋の防音が無に等しいので、コンクール本番の舞台の緊張のなか、裏から漏れ聞こえてくる「Bーーーっ」という無遠慮なチューニングの音が、趣深かった(^^;。
よく考えたら、それよりもっと前、大学生の時に演奏会をここで2回やったことがある。当時は産業文化会館という名称だった。

今回のアンコンでは、ドビュッシーの弦楽四重奏曲より第1楽章でエントリーしているのだが、実はまだ一度もまともに合わせていないため、本当に出来るのか少々心配。
曲を決めるために9月に一度集まっただけで、まだ何もしてないのだ(^^;。たぶん最後の2週間で2回か3回練習はすると思うけど。といってもフロートの本番というのは毎回こんなもんだが。しかしアンコン舐めてるよなあ(^^;。
出演順のくじ引き、大当たりの「1番」引いちゃいました。あーあ。

帰り際、家の近所の駅前広場にて。
秋祭りの季節。

Akimatsuri

帰りました

サクソフォンアンサンブル・なめら~か 第6回定期演奏会(みなとみらい・小ホール)

たった今、ひとりでは持ちきれないほどの贈り物の束を抱えて、帰ってきました。
ありがとうございました。
一緒に舞台を共にした方、影に日向にお世話になった方、聴いてくれた方、応援していただいたすべての方に、感謝。

今回もまた、疲れたけれど、実りの多い本番でした。
写真は1枚も撮れてないので(とてもそんな余裕かましてる場合ではなく)、そういうものをご所望でしたら団員さん達のブログをご訪問ください(丸投げ)

曲目:
P.ランティエ/アンダンテとスケルツェット
L.フロレンゾ(フロレンツォ)/南アメリカ
F.メンデルスゾーン(伊藤康英編)/プレリュードとフーガop.35-5
P.ウォーロック/カプリオル組曲より
A.ヴィヴァルディ/ピッコロ協奏曲ハ長調(Picc独奏:渡辺泰)
J.コスマ/枯葉
W.ウォルトン/「スピットファイア」プレリュードとフーガ
(アンコール)サンダーバード

2006.10.14

【告知】なめら~か6th

Tirasi061014(演奏会終了までトップに掲載させていただきます)
恒例、私たちのアンサンブルの定期演奏会が近づいてきましたので、こちらでも宣伝をば。

サクソフォンアンサンブル・なめら~か 第6回定期演奏会

2006年10月14日(土)19:00開演 横浜みなとみらいホール・小ホール
入場無料(整理券等は不要です)

詳細はこちら

今回は、フランス物ばかりだった前回とはまた一味変わって、サクソフォンアンサンブルの演奏会としては、なにげに実験的な曲目が並んだように思います。
私たちの力強い仲間であり、同時に日本を代表するフルート=ピッコロ奏者である渡辺先生、今年度より新たにトレーナーとしてお迎えした大栗先生、YWOSEの皆さんをはじめとする強力助っ人たちの力添えを得て、また新しい「なめら~か」の姿をお見せできればと念じています。
皆様のお越しをお待ちしております。

2006.10.13

カタギ…?

いよいよ明日です。

とりあえずこの土日は出勤しなくて済むようになった(爆)
先程やっと帰ってきて、楽譜の製本中。今頃かよ。

明日が良い日でありますように。
明日という日は、人生の中でただ一度しかありません。皆さんにとっても、私にとっても。


某掲示板に投稿してウケた写真を、自分のところにも置いておきます。
埼玉県内のとあるドラッグストアにて。
誰も気がつかないのか、気付いても放っているのか、1ヶ月以上ずーっとこのままでした。

Katagi

2006.10.11

【連載】マルセル・ミュールの生徒たち 12

この連載の趣旨、見方については連載第1回のエントリをご参照ください。

1953-1954

AUDEFROY, Roland
BRIODIN, Jean-Claude
CALLENDRET, Jean
DECOUAIX, René
DEFER, Jacques
DESLOGES, Jacques
GIRARD, René
MARTIN, Daniel
MELZER, Jacques
NOUREDDINE, Jacques
OLLIVIER, Jean
PODEVIN, Jean

試験曲:Musique de concert (Marius Constant)

この年の卒業生で最も有名なのは、フランス国家警察音楽隊のソリスト、のち指揮者を務めた、ヴェルサイユ音楽院前教授Jacques DESLOGES(1934.9-)だろう。私も何枚かのLPレコードを所持している。
Jacques MELZER(1934.7-2006.5)は、ニース音楽院の教授だったとのこと。そのキャリアの初期に、フランス・サクソフォン四重奏団なる団体を組織して活動していたそうだ。Melzer、Audefroy、J.M.Londeix、G.Lacourという4名(!)。いったいどんな音がしたんだろうか。
Roland AUDEFROYについては、パリ・エコール・ノルマルの教授という記載を見つけた。
Jean-Claude BRIODINについては、探しきれなかった。スウィングル・シンガーズ(ジャズ・ヴォーカルグループ)のメンバーに同姓同名の方がいらっしゃるが、同一人物かどうかは不明。

2006.10.09

10月14日の曲目について

私達のアンサンブルの、定演本番前最終練習。
個人的には色々トラブルはあったものの、小編成(四重奏、五重奏)チームの総ざらえができた。

今回の演奏会、小編成の部での自分の出番は3つ。

・フロレンゾ(フロレンツォ)/「南アメリカ」 ←ソプラノ
・メンデルスゾーン(伊藤康英編)/プレリュードとフーガ ←テナー
・ウォーロック/カプリオル組曲(抜粋) ←五重奏、ソプラノ

どれも、一般的に「サックスのアンサンブル」というイメージで括られる類の音楽とは微妙に雰囲気が違っていて、楽しいながらも苦労している。
メンデルスゾーンの、バロックみたいな厳格さと、クラシックからロマン派に半歩足を突っ込んだような微妙な雰囲気とが同居するスタイルは、普通にサックスの曲ばかり吹いたり聴いたりしていたらなかなか出逢うことのない音楽世界だと思う。
それでもこの編曲は比較的よく演奏されるほうだと思うけれど、でもエチュードを吹くみたいな演奏が多いことも確か。そんなんじゃつまらない、と思うし。

16世紀フランス宮廷舞踏の舞曲を20世紀イギリスの作曲家が弦楽オーケストラのために編曲したという「カプリオル」も、然り。そういう音楽をこんどはサックス5本に再編曲して吹くというのは、時代考証的にはもはやグチャグチャな訳で。
こうなったら、変容に変容を重ねると元の姿に近づく、みたいな路線が狙えればいいな、と思っている。
第5曲にあたる緩徐楽章を、最近は敢えてヴィブラート全く無しで吹いているんだけど、これがなかなか面白いです。ジョン・ハールというサクソフォン奏者は、ソプラノサックスの音色について「中世からの直の呼び声のよう」だと形容していたけれど、その心境がなんとなく理解できるような気がする。
あとは、そういうものが聴いてくださる方にどこまで伝えられるか、ってところなんだけど。それが一番問題。

「南アメリカ」だけはサクソフォン四重奏のためのオリジナルだけど、決して頻繁に演奏される曲ではないし。面白い曲なんだけどね。
作曲者Lino Florenzoについては、「フロレンツォ」という表記が一般的なようだが、フランスの作曲家、という記述をネット上に見つけたので、とりあえず「フロレンゾ」にしてあります。まあ、末尾がoで終わっているからネイティヴのフランス人ではなく、イタリア系かスペイン系の人だとは思うけれど。


以下余談。
「南アメリカ」は、昔(1995年)、セルマーのサクソフォンキャンプの受講生発表会で、吹いたことがある。
このキャンプでは、個人レッスンのクラスとは別にアンサンブルのクラスがあり、勿論その場で初めて顔を合わせるメンバーで、初日のオリエンテーションのとき楽譜を渡され、レッスンを2回受けて、3日め夜の発表会で成果を披露することになるのだ。
この年は大御所・I渡先生(日本サクソフォン協会・現会長。当時は副会長)のクラスだったんだけど、発表会本番では急遽、I渡先生の号令一下、講師陣の中からダンサーズが招集され、演奏をバックに即興ダンス(暗黒舞踏系;)を踊ることとなったのだった。

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証拠写真。(ワタシゃバリトン吹いてます)
ダンサーズは向かって左から、T中Y人先生、H坂S一郎先生、S石M隆先生(ピアニスト)、H野M崇先生。(!!)
I渡先生も、パーカッション(空き缶)で参加。足だけ写っています。なんという豪華な布陣
てゆーか、こんな写真公開して良いのか、というところもあるけれど、このキャンプが終わった後しばらくしてアクタスに行くと、その時撮影されたビデオが店頭で上映されていたりしたし(^^;、しかも10年以上経っているから、まぁそろそろ良いでしょ。

1986年から都合9回参加したこのキャンプ、単なる「サクソフォンの講習会」ではなかったですね。
日常世界では到底起こりっこないようなことが、こんなふうに平然と起こる、一種の「異界」だった。
本家掲示板で話題になっていたのは、これのこと。)

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2006.10.08

Masters of The Oboe

Cd116というタイトルのCDを買った。
これは、すごい。
収録内容詳細はこちら(タワレコのサイト)を見てみてください。←アフィリエイトではありません
まさしく、オーボエの名曲・名人・名演奏。世界のオーボエの潮流をCD2枚で俯瞰する、圧倒的な企画だと思う。

ずっと聴いてみたいと思っていた、全盛期のローター・コッホのR.シュトラウスを聴きながら、しばし感慨。
カラヤン治下のベルリンフィルの首席奏者として、在職35年。私の好きなモーリス・ブルグのようなラテン的な輝かしさとは正反対の音色だけれど、一点の曖昧さもない剛毅な楷書体の演奏は、聴いていて思わず姿勢を正してしまうものがある。

ローター・コッホが最後に来日した時(1995年)、都響に客演してこのR.シュトラウスを吹いたのを私は聴いている。
足元はかなり不確かで(椅子に座って演奏した)、演奏も相当衰えが見られたけれど、気魄は充分、まるで指揮者なんかどうでもいい、とばかりに、要所要所で身体ごとコンマスの方に向き直って大きなアクションで指示を出すありさまは、音楽に取り憑かれた者の「業」を見るような、一種壮絶な風景だった。

2006.10.07

東響、川崎、金聖響

Tirasi061007台風が去って、今日は良い天気。
空気が澄んでいるせいか、まるで高地のように肌を刺す日射しだけれど、太陽が雲に隠れると途端に涼しくなる。

恒例、父に会いに青梅の特養へ往復したあと、夕方は、東京交響楽団を聴きに川崎へ。
長いこと広大な更地のままだった駅の北側の東芝工場跡地に、ラゾーナ川崎とやらがオープンしたばかりで、たいへんな人渦を横目に見つつ、ミューザ川崎の入口をくぐる。

チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ
グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲(Vn:佐藤俊介)
チャイコフスキー/交響曲第5番
 指揮:金聖響

これで中プロがチャイコフスキーのコンチェルトだったりしたら、絵に描いたように月並みなチャイコフスキー・プロの出来上がりで、そんなのには興味ないんだけれど、グラズノフってのが渋いですね。
自分がサックス吹きだからか、グラズノフのヴァイオリン協奏曲というのは格別に好きな曲のひとつなのです。滅多に演奏会にはかからないので、今日のこのコンサートを聴いてみようと思った第一のきっかけでもある。
ただ今日の演奏は、ソリストの「若さ」がもろに出てしまったか、決して下手ではないんだけど、音程は終始緩いし音が(というか「音楽」が)飛んで来ないし、聴き始めた瞬間に眠たくなるような演奏だったのが、ちょっと残念。

メインプロの「5番」はなかなか良かった。金聖響という人は、とても繊細な音楽性の持ち主なのに、必要以上に繊細さを表に立てずにバランスのよい音楽作りをする人だと思う。
東響の音色の明るさもあって、健康的なチャイコフスキーではありました。

2006.10.05

岩城宏之の「遺言」

Tirasi061005東京フィルハーモニー交響楽団 第729回定期演奏会(サントリーホール)

尹伊桑/交響曲第4番
ワーグナー/「さまよえるオランダ人」序曲、「ローエングリン」第3幕への前奏曲、「タンホイザー」序曲、「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
 指揮:若杉弘

今日はいろいろ面白そうなコンサートが多い日だったけれど、たまたま知り合いから招待券が回ってきたので、こちらへ。
もともと、6月に亡くなった岩城宏之氏が指揮するはずだった曲目を、そのまま若杉さんが引き継いだもの。告知されていた3つのプログラムは、それぞれ自らが深く関わった内外の現代作品に、ロッシーニ、ヴェルディ、ワーグナーの序曲集を組み合わせたもの(オーケストラのキャラクターを考慮しての選曲に思われる)。
まさに「旅立ちの日が近いことを悟って、自己の芸術の集大成を目指していた」(公演プログラムの文章より引用)かのような選曲。指揮することができず、さぞ無念だったことだろう。

コンサート自体は、とくに追悼公演という感じではなく、ごく普通に進行した。
尹伊桑の作品は、サントリーホール落成記念の委嘱作品のひとつとして、岩城氏が初演したもの。私としては聴いていて、作曲者の発想に辿りつくことができず(ある種の現代曲って、なんだかどれを聴いても同じに聞こえてしまうことがあるんだよなあ。私の耳が悪いせいなんだろうけど)、ちょっと残念。

休憩後は、なにしろワーグナーのポピュラーな序曲集をコンサートホールでまとめて聴くのは久しぶりで、それなりに楽しかったけれど、若杉さんの説明過剰で手際の良すぎる指揮が…。あまりにも現実的で、余韻が感じ取り辛いような。オケは良かったけれど。
普通は「前奏曲と愛の死」でセットで演奏される「トリスタン」の、ワーグナー自身による前奏曲単独バージョン、とやらを初めて聴いたのが(こういうのを持ってくるところがさすが若杉さん)、なかなか印象的。この絶妙な中途半端さが。
前売完売だったそうだが、その割には場内空席が目立っていたのが不思議。そもそも完売なのになぜ招待が出るのだろう?

Tirasi061005nこの公演のチケットの発売当初、岩城さんが亡くなる前に作られたチラシが出てきたので、追悼の意をこめて貼りつけておきます。
今となっては貴重なものかも。

2006.10.02

長い半日

演奏会本番も間近に迫り、今日はみなとみらいホールにて練習漬け。
朝9時半からカルテット他小編成チームの総ざらい(ワタシゃ出番が3つ。ソプラノとテナー)。
午後からエキストラの方々も交えた14人が揃い、初の大編成合奏。最初はそれこそ竜巻のような音がしたけれども、強引にまとめ上げる。
4時半で練習室を撤収、本番会場の小ホールに移動、昨日リサイタルを終えたばかりの大栗先生(昨日の話は、また日を改めて)、ソリスト渡辺先生を迎えて、ステージリハーサル(という名の結構本格的な練習)。すべて終わったのは9時半。ちょうど12時間。
後片付けをして解散、ご飯食べて帰ってきて、風呂に入ってからブログを書いてます。さすがに疲れてるので、簡単に。

それにしても、立場も専門の楽器も違うプロの両先生のコメント、指導、突っ込みの数々の、なんと明快で的確なこと!目からウロコが何枚も落ちました。これって本当に贅沢なことだと思う。
あと2週間、授かったものを無駄にしないよう、心して精進のこと。

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