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2006.08.25

マルケヴィチのグノーとドビュッシー

ユニバーサルから、イーゴル・マルケヴィチ(1912-1983)指揮のCDのシリーズが一気に発売された。
マルケヴィチという指揮者は、マニアックに追っかけているという程ではないけれど、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のバレエ音楽集2枚組(モンテカルロ・オペラ管との名盤。プーランク『牝鹿』の初全曲録音など)をはじめとする、いくつかの録音を愛聴してきた。
なお、マルケヴィチについては、ネット上に畏友斉諧生さんが興味深いページを公開しておられます(こちら)。

Cd112まずはとりいそぎ買ってきたのは、グノーの交響曲第2番とドビュッシー「海」他を収録した(コンセール・ラムルー管弦楽団)1枚。
(しかし、「黄色の額縁付」のCDなんて、ずいぶん久しぶりに買ったような気がする)

実はグノーの第2番というのは(あまり知られてないけど)私の大好きな交響曲で、どのくらい好きかというと、好きな交響曲ベスト1は苦しいけれど、ベスト5まで挙げるならその日の気分次第で入ることもある、という程度。
(ちなみにベスト3は、マーラーの3番、ベートーヴェンの6番、ダンディの「フランスの山人の歌」辺りかな。ある意味みんな「田園交響曲」だ)
モノラル録音ながら、この曲の歴史的な名盤(国内初発売)ということで、是非聴いてみたいと思ったのだ。
まだ2回ばかり聴いただけだが、第1楽章の緊張にみちた序奏と強烈に推進する主部の対比といい、まるでベートーヴェンの「第9」のアダージョのように(下降音形がゆっくりと重なる導入部など、実際「第9」によく似ているのだが)格調高く歌われる第2楽章といい、物凄い急速テンポで鮮やかに弾かれるフィナーレといい、この曲の面目を一新する演奏だと思う。

この曲、19世紀のフランス人作曲家の書いたシンフォニーが、最もドイツ古典派のそれ(ベートーヴェンとか)に接近した瞬間の記録、という雰囲気がある。
モノホンのベートーヴェンが好きな方からすれば、いささかパンツのヒモが緩い感じがあるのだろうけど、軟弱なフランス音楽好きとしては、このくらいがちょうどいいです。

カップリングのドビュッシー「海」も面白い演奏で(こちらはステレオ)、彫りが深くてデッサンの鮮やかな、ベルティーニの行き方と共通するような印象。でもフランスのオケなので、音色自体は親和性が高い。
普通の演奏だと聞こえないようなパートが突然よく聞こえてきたりする。

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