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2006.07.19

サクソフォーン旋風

Tirasi060719ジェローム・ララン サクソフォンリサイタル「サクソフォーン旋風(Le tourbillon du saxophone)」(大泉学園・ゆめりあホール)

大村久美子/イマージュの錯綜
堰合聡/サクソフォーン(ソロ)(初演)
鈴木純明/アンチエンヌ(Sax:原博巳)
小櫻秀樹/俺は作曲家だ!(初演)
夏田昌和/西、あるいは秋の夕べの歌(Perc:山本晶子)
ピエール・ジョドロフスキ/混合(Mixtion)(日本初演)
湯浅譲二/私でなく、風が…
ヤコブ・テル・フェルドゥフィス/ひっつかまえろ!(Grabe It!)

全曲サクソフォンとライヴ・エレクトロニクス、あるいはそれに近い編成の作品ばかりという、一種恐ろしいコンサートを聴いてきた。
ジェローム・ララン Jérôme Laran。Mr.ビーンをずんぐりむっくり体型にしたような、一度見たら忘れがたい印象的な年齢不詳の風貌のフランス人。まだ若いんですが。
様々なタイプの「現代音楽」が博覧会のようにずらっと並ぶこの強烈なプログラム、開演7時、終演9時40分におよぶ長丁場を、子供みたいな純粋な好奇心と集中力を発揮して吹ききっていた。
なぜそんなに長い時間がかかったのかというと、曲間準備の特殊さ故。ステージ真ん前の客席にセットされた机の上には、音源ユニットとミキシング・コンソール、PCのモニタとキーボードが置かれ、曲間毎に音源、ミキサー等機材の調整、PAのセッティングが入る。舞台上と舞台袖と客席の間を忙しく人が出入りし、時間つなぎに突然作曲者や演奏者への即席インタビューが舞台上で始まったり、なんだか学園祭みたいなノリで進行するのだった。
職場から大泉学園は少々遠くて(何回電車乗り換えたことか)、客席で聴けたのは前半の最後の曲からだったけれど、充分お腹いっぱいでした。

それでも曲そのものは結構面白くて、最初に聴いた(前半最後の)曲こそ何か陳腐な感じがしたけれど(演奏自体は怖いほどの集中ぶりだった)、後半の曲はどれも言いたいことがわりと良く分かって退屈せず聴けた。とくに最後Grab It!の面白さは、これは聴かなきゃ絶対判らない類のものだろう。
「聴かなきゃ判らない面白さ」を現出する、というのは現代作曲家冥利に尽きることだと思うぞ。

今日はどちらかというと作曲家業界の催しで、客席にはサクソフォンの関係者はそんなにいなかったけれど、さすが、たまにいるサックス系の客は濃い顔ぶれが揃ってました(^^;。
ともあれ、希少な機会に臨席出来て、良かった。

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コンサート(2006年)」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様でした。(私は本当に疲れました)
なかなか貴重な体験を共有できましたね。
ワタシ的には、湯山氏の演奏を生で体験できたのがうれしかったです。
マーフィ氏の演奏はまたの機会に聴きに行きましょう。

mckenさんが西新宿にいないなーと思っていたら、大泉に行かれてたんですね。

私は、月曜日にアンナホールで聴きました。さすがはスペイン系の方、強い個性・主張でしたね。

西新宿の方は関係者で一杯、大盛会でしたよ。次回の練習時に、プログラム持って行きまーす。(^^

濃ゆい人です。お疲れさまでした。
作曲者とお話をして、ぜひ再演したい旨伝えると、大歓迎だったみたいで、早速今日(演奏会翌朝)にいくつか楽譜が送られてきました。ジェローム、来年も来るみたいですよ。
ミヤザキはグラビットなど近いうちにやるつもりですのでお楽しみに!
今後もよろしくです。

こんにちは。昨日はどうもお疲れ様でした。
ライヴ・エレクトロニクスのような大掛かりな機材を使ったコンサート、なかなか珍しいもので、集中して聴きとおしてしまいました。
何人か大学の友人と聴きに行ったのですが、彼らもびっくりしつつ楽しんでいたようです。
またゆっくりお話できる機会などあればいいですね。それでは。

これはまた、濃い顔ぶれon webですな(笑)

>mckenさま
貴重かつ稀少な機会でした。何年か経って、ジェローム・ララン初来日の時にはこんなコンサートがあったぞ、と語り草にもなりそうな。
湯浅譲二さん。昔日の前衛の闘士も、すっかり普通のおじさんになってましたね。しかし、今年78歳という年齢であの足腰の普通さは驚異的。

>ミヤザキさま
ようこそいらっしゃいました!
今後ともよろしくです。
Grab It楽しみにしております。

>kuriさま
お疲れさまでした。
ワタシは全部集中して聴いてたら消化不良を起こしてたかもしれません(苦笑)
またああいう面白い場でご一緒できるといいですね。

>京青さま
私はオーティスは既に二度ばかりリサイタルを聴いてますし、彼はこの先も聴く機会はありそうですけど、今回のこのプログラムはもう無いだろうな、と思い、遠い大泉学園まで行った訳です。17日に別の予定も入れてしまっていた、ということもあり。

Mr.ビーンをずんぐりむっくり体型にしたような、一度見たら忘れがたい印象的な年齢不詳の風貌のフランス人。

・・・さすがです。的を得ています。
私も彼がいくつだったか、忘れてしまいました。。。

私は西新宿の方にいました!
ジェロームのも聞きたかったんですが、まあフランスでお腹いっぱい聞いてきたので。

>あさこ様
これはどうも!
お会いしたかったです。なんだかんだですれ違ってたり、なかなか機会ありませんねえ。次回は是非。

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