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2006.07.15

5年ぶりのレッスン

最高気温37℃に迫ろうかという好天が、午後1時頃にわかにかき曇り、豪雨・雷鳴・稲妻。

雨の上がった夕方、8月7日の発表会のための曲のレッスンを付けていただきに、新桜台の1619というスタジオにお邪魔してきた。
よく考えたら、ひとりで先生のところに足を運んでレッスンを受けるというのは、5年ぶりのことだった。そんなに空きましたか。

曲の仕上がりが芳しくないのはこれはもう致し方ないことで、覚悟はしていたんだけど、今回はそれより、音を出す前に息と舌をきちんと準備するとか、息の柱を真っ直ぐに作るとか、そういう、楽器で音を出す極基本的なレベルでかなりブレが出てきていることを指摘されて、かなりショックだった。
特に、最近自分でもうすうす気がついていたのだが、吹いているうちにだんだん顔(首)が前の方に出てきて、アンブシュアを前歯とマウスピースでなく下顎で支えるような状態になってしまうと、ピッチも上ずるし上記欠点もボロボロ出てくる結果になるようだ。
5年前までのレッスンでは(今日とは別の先生だけど)そんなことは言われたこともなかったので、帰りの道すがら、考え込んでしまいました。

思い当たる節としては、年月が経って背筋が衰えてきて、身体の正しい状態(気道の角度、首の位置、舌の位置)を確保できなくなってきていること。
そういえば仕事(PC作業)のし過ぎもあって、最近とみに姿勢悪くなってきてるし、今日だって慢性肩凝りで背中に湿布貼りまくってる訳だし。
歳を取ってヘタになる、とはこういうことか、と実感して、ちょっと怖くなった。

まあ、今気がついて良かった。これであと5年放ったらかしてたら、本当に取り返しがつかなくなってたかも。


帰りは少し歩いて、西武線の江古田に出る。
懐かしい街だ。15年くらい前に顔を出していたサックスのラージアンサンブル(とっくに消滅したけど)の本拠地がこの辺で、シーズンには毎週のように出没していたものだ。
練習で使っていた、駅前通りに面した銭湯の2階のホール(^^;も健在だった。

060715_ekodasta

駅の入口も変わってないですね。

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コメント

自分も下手になったのは歳のせいかと思っていました。それからスケール練習の量を増やしたところ以前より安定するようになりました。顔の筋肉痛も出なくなりました。歳をとったら練習量を増やさないと下降線になるのがよくわかりました。時折脳から指へのが反応が遅い時があり、これはどうにもならないかもしれない。(タイムラグのような)

長いこといろいろな方々の演奏を聴いてきて、若いころは素晴らしい演奏を聴かせてくれていた憧れのプレイヤーの方が、40を過ぎた頃から無残に衰えてきて、いつのまにか消えてしまう、という例をたくさん見ているのですが、何故そんなことになってしまうんだろう、という疑問が強くありました。
自分はああなりたくない、という思いもまた。

「奏法」とか「練習」の前に、自分の身体、というものがあって、それは日々退化している、という現実を直視しなければならないようです。

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