雲カル2006
雲井雅人サックス四重奏団 第5回定期演奏会・第一夜(ルーテル市ヶ谷センター)
ジャンジャン/四重奏曲
櫛田てつ(月+失)之扶/万葉
アプシル/ルーマニア民謡の主題による組曲
織田英子/サクソフォン四重奏のための『遠い日』(委嘱作品・初演)
秋透・編/3つの富山県民謡
アルベニス/カディス、コルドバ
ピエルネ/民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
今までとは少々趣向を変えて、どこかしら「民謡」とか「民衆」というものにイメージがつながる親しみやすい曲を揃えてのステージ。だけどやっぱり雲井さん達は雲井さん達で、出てくる音楽は深くて、静的だ。
「お祭り」というものには、祭りだワッショイとそれこそ「お祭り騒ぎ」をしている一般民衆の参加者もいれば、礼拝堂や神殿の一番奥で祈りつつ沈思する方々というのもいる訳で、それぞれの人にはそれぞれのふさわしい居場所というものがあるらしい。
決して音楽が「重い」訳ではない。むしろ反対。とくに前半の曲たちで私自身にも覚えがあるような、1曲吹ききるごとにハァハァと肩で息するみたいな硬直した重さとは、全く無縁なのだけれど。
曲の最後が弱音で終わる箇所での、まるで風の音のような「ひゅーっ」というppの和音が、とても印象的だった。
アンコールの2曲め(アルベニスの「愛の歌」)に感激。ほとんど誰も演奏しないしCDも(多分)ないけれど、私は10年以上前に吹いたことがあって、大好きな曲だ。
最後は、いつものアレでした。アレを聞かないと雲カル聴いた気にならない、ということで。
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