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2006.06.27

プルチネルラ

Tirasi633ジョアン・ファレッタ客演指揮月間最後の都響定期公演を聴く(東京文化会館)。

職場を出遅れて、休憩後のストラヴィンスキー『プルチネルラ』(全曲版)しか聴けなかったけれど、これだけでも大満足でした。ある意味、私が音楽というものに求める要素が、全部入っている曲だと思った。明るく軽やかであり、幸福感にみちていること、色彩豊かで華やかであり、しかも室内楽のように親密であること、古いものの良さを生かしつつ、新しくもあること(ご存じのように『プルチネルラ』は、18世紀イタリアの作曲家ペルゴレージの作品に基づくバレエであります)、等々。
演奏も、もし自分がこれを演奏することとなったらかなり嫌になりそうな難しさだけど、そんなことは全然思わせず弾き(吹き)きっていた。ヴァイオリン(山本)、オーボエ(本間)、ファゴット(堂阪)、トロンボーン(小田桐)のソロ各氏、ブラヴォー特記。


余談だけど、ワタシの音楽上の「明るさ指向」というのは昔から一貫しているようで、私が毎年出場しているサクソフォンの発表会で、去年はルクレールのハ短調ソナタを吹いたんだけど、この10年以上いつもピアノ弾いてもらっている方に「Thunderさんのソロで短調の曲弾いたの初めてです」ってそのとき言われて、そうだったのか、と自分でも感心したことがありました。

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コメント

ルクレール、調子は短調でも音楽的には「暗」ではなく、あきらかに「明」の曲ですよね。僕はこの記事読んで「そうか、そういえば短調なんだ」って思ったくらいですから。

そうですね、この曲、「アダージョ、アルマンドとジーグ」という編曲タイトルにはとくに何調とも謳っていませんし、私もあまり気にせずにさらっていたのですが(本当はいけません(^^;)、ピアニストの方はさすがに気付かれたようです。単旋律楽器と和音楽器の奏者の感覚の違いでしょうか。

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