2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ

« バンベルク交響楽団 | トップページ | 練習のあと »

2006.06.01

CD Sheet Music

Cd_sheetmusicSheetMusicPlusに注文していた、CD Sheet Musicの2枚(French Piano Musicの1と2)が届いた。

CD Sheet Musicというのは、アメリカのTheodore Presserという出版社が発売している、まともに揃えると何十冊にもなる色々な作曲家の全集やシリーズの楽譜を、PDFファイル化して1枚のCD-ROMに収めて売るというもので、バッハのオルガン曲全集とか、ベートーヴェンやショパンのピアノ曲全集、スカルラッティのソナタ全集といったものは日本の楽譜屋さんでも見かけたことがあった。

今回買ったFrench Piano Musicの第1集は、ラヴェルのピアノ曲全部をはじめとしてアルカン、ビゼー、シャブリエ、シャミナード、ダンディ、デュカス、フランク、イベール、ケクラン、マスネ、ミヨー、プーランク、ルーセル、サン=サーンス、サティ、フロラン・シュミット、ヴィエルヌ(…疲れた)の主要なピアノ作品総計2300ページ超が、第2集はドビュッシーとフォーレの全ピアノ曲1200ページ超が、それぞれ1枚のCD-ROMに入って価格$11.37(!)というシロモノ。いいのかそんな値段で売って。ぱっと見たところDoverとかで出しているような初期版楽譜のフォトコピーのようだが、資料として見るには充分。PDFファイルだから紙で欲しけりゃ印刷すればいいだけだし、とくに第1集の方は、単品では日本の楽譜屋さんではまずお目にかかったことのないような(どころか、存在すら知らなかったような)珍しい作品のオンパレードだし、いやー楽しくてしょうがない。

不思議なのは、この手の廉価再販楽譜は著作権切れのものに限るというのが常識なのに、これにはイベールやプーランク、ミヨー、フロラン・シュミットなど、著作権の生きていそうな作曲家の楽譜も入っていることだ。
おそらく、ちょっと前までのアメリカでは、著作権の規定が日本やヨーロッパと違って独特だった、という事情が関係しているのだろう。
ご存じのように日本(及びヨーロッパを含むほぼ全世界)では、著作権が生きているのは「作者の死後」原則50年間だが、昔(1990年代まで)のアメリカでは、「作品が発表されてから」最大56年間という規定になっていたんだそうだ。
即ち、没後50年を経ておらず世界的には著作権の生きている作曲家の作品でも、若い頃に書かれたものについては、アメリカでは既に著作権切れになっている場合がある、ということ。
そう思ってよく見てみると、件の作曲家たちの作品は、初期のものしか収録されていない。

実は今回、これを注文するにあたって(SheetMusicPlusはカリフォルニアに本社のある業者)、もしかしたら「日本には輸出できません、」と言われるのではないかとひそかに恐れていたのだが、心配は要らずあっさりと届いたのだった。(^^;
ま、結果オーライということで。

« バンベルク交響楽団 | トップページ | 練習のあと »

音楽随想」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74078/10354150

この記事へのトラックバック一覧です: CD Sheet Music:

« バンベルク交響楽団 | トップページ | 練習のあと »