東京シティフィル200回定期
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第200回記念定期演奏会(東京オペラシティ)
指揮:飯守泰次郎、矢崎彦太郎
プロコフィエフ/古典交響曲(矢崎)
ラヴェル/ラ・ヴァルス(飯守)
リスト/レ・プレリュード(矢崎)
R.シュトラウス/ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(飯守)
たまたま近くにいたので、開演直前に当日券で駆け込んだ。東京のメジャー・オケの中で一番若いシティフィルも、はや創立30年、定期公演も200回。役付きの指揮者2名が登場しての、今宵は華やかな祝祭定期。
開演前のプレ・トークで舞台上に漫才のように2人並んで話をしていたけれど、指揮者が2人ステージに並ぶというのは実は珍しい光景かも?
演奏は、飯守さんの『ラ・ヴァルス』の余りの素晴らしさに尽きた。果実は腐る寸前が一番甘い、みたいな、これが爛熟の「ウィーン」です!とでも言わんばかりの、確信にみちたものすごい演奏。正直言って、シティフィルのフランス物は矢崎さんのシリーズでさんざん聴いたけれど、ここまでの水準の演奏はついぞ聴いたことがなかったぞ。
今までなんとなく、飯守さんといえばワーグナーとかベートーヴェンとかシューマンとかのゲルマン系で、矢崎さんがラテン系、みたいな固定観念があったけれど、それって所詮は固定観念だったのね、とつくづく思わされた。音楽は虚心に聴かなければいけませんなあ。
また、飯守さんの指揮ってちょっと見は酔っ払いみたいなフラフラした振り方だけど、実はすごいバトンテクニックの持ち主だ、ということが初めて分かった。ああいう風には身体動かないよ、普通は。
いやあ、今日は新たな発見が多くて、来て良かった。
なんとアンコールで合唱団(東京シティフィル・コーア)が登場、「行け、わが想いよ、金色の翼に乗って」(『ナブッコ』より)に始まる、アンコール4曲の大盤振舞。「第3部」、って感じ。最後も華やかでした。
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