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2006.05.12

クロシェの「平均律」

エヴリーヌ(イヴリン)・クロシェの弾く『平均律クラヴィーア曲集』のCD(Music & Arts)が届いた。

Cd097

イヴリン・クロシェといえば、LP時代(1980年頃)ワーナーから国内盤で出ていた、フォーレのピアノ曲集の素晴らしい演奏がとても印象的だった。
「ヴォックス・ピアノ・コレクション」という、バジェットプライスのアメリカ原盤をシリーズで発売するというものだったので、本場・巨匠・名盤指向の当時の日本の批評家からは完全に無視されていたけれど、実は結構良い演奏が多かったし、安い値段でいろんな作曲家のほとんど全部のピアノ曲が揃うので大変重宝していた。覚えているだけで、モーツァルト、シューベルトからアルベニス、グラナドス、サン=サーンス等の、LP何枚にもわたるピアノ曲の全集が、すべて分売・日本語解説付きで買えたのだから。
なかでもクロシェのフォーレ全集は、アビイ・サイモンのラヴェル全集と並んで私の愛聴盤だった。初出時に、今は無くなってしまった「ステレオ芸術」というクラシックレコード雑誌の月評で、中田喜直氏(こんな方がピアノ曲の新譜月評を担当していたのだ。ユニークな雑誌だった)が絶賛していたのをよく覚えている。
フォーレのピアノ曲は、CD時代になってからドワイアン、ハイドシェック、コラールなど色々なものを聴いたけれど、今でもクロシェの演奏が自分の中ではスタンダードだ。ただ、CD化されていない。サイモンのラヴェルはとっくの昔にCDになっているのに。

あれから25年以上が経って、半ば忘れかけていたクロシェというピアニストが、今もアメリカで健在で、新録音のCDも出している、ということを知った時は、嬉しかったものだ。
バッハの「平均律」なんて、楽譜は持っていたけれど、CDで聴こうなんてあまり思っていなかったのだが、思い切って買ってしまった、という訳。
なにしろCD4枚組なので、まだ1枚目を聴き始めたばかりだが、いやー、これはなかなか良いですよ。その昔のフォーレのLPで慣れ親しんだ音色と響きの絶妙さは、健在。今ちょうど1巻の8番のプレリュードだけど、実際なんだかフォーレに近いような響きがする。

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