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2006.04.25

久々に「現代音楽」

Tirasi617Hans de Jong(ハンツ・ド・ヨング)サクソフォンリサイタル(DAC・スペースDo)

ドビュッシー/ラプソディ
ハンツ・ド・ヨング/夢、そして錯乱 1-2
鍋島佳緒里/アナザー・ダンス(初演)
鈴木治行/編み目(初演)
伊藤博之/絶望の天使II
ウェルナー・ハイダー/ソナタ・イン・ジャズ
 ピアノ:寺嶋陸也

先日久しぶりにDACに寄った時、たまたま発見した1枚のチラシ。オランダ大使館の肝入りで来日したサクソフォン奏者のソロリサイタルの告知だった。
1957年生まれ、ベルギーはアントワープの音楽院の教授だそうだ。作曲家としても多くの作品を書いているが、今回作曲業界の方の企画でSaxの関係者はぜんぜん関わっていないためこういうプログラムながら、特に現代音楽オンリーの人という訳でもなさそうだ。
もしDACに行かなかったら知ることはなかっただろう。

楽器は、お椀型小指キーの旧タイプ・プレスティージュ。ボーンカンプをはじめとする私の聴いたことのあるオランダのサクソフォン奏者たちと共通する、きらびやかさは無いけれど木質の落ち着いた音色だけれど、音の輪郭はかなりはっきり出てくる。「中部ヨーロッパ、」という言葉をストレートにイメージさせる。こういう音で演奏されるドビュッシーは、なかなか核心を衝いていてよろしい。
ただこういう音というのは、単純に「ダークな音、」とかいう言葉で表現してしまうと、聞きようによっては正反対の意味にも取られかねず、難しいところだ。
会場でCDとか売ってるかな、とひそかに期待していたのだが、残念ながら無かった。だけど、こういうプレイヤーというのは、録音だと真価は判らないかもしれない。

日本人作品が3曲演奏されたが、1曲だけ面白い曲があったので思いきり拍手したら、隣席に作曲者が座っていた。
最後の「ソナタ・イン・ジャズ」は、かなり明瞭にモダン・ジャズそのものという作品で、デニゾフのソナタを3楽章から始めて続きを(意図して分りやすく)書いたらこうなるだろう、という趣。この曲は「普通の」サックス奏者のレパートリーとしても根付く可能性があるかもしれない。

ピアノも素晴らしかった。寺嶋陸也という方は作曲もなさるようだが、作曲家兼業ピアニストという人たち(野平一郎、藤井一興、伊藤康英、…etc.)に共通する、音楽を見通す透徹したまなざしを感じる。

会場ではさすがにサックス界の方々にはほとんど遭わなかったが、雲カルのマネージャーのK子さんにばったりお会いして「すごいですねThunderさん、どこにでもいらっしゃるんですねー」と感心されてしまった(^^;。
いや、そういう訳でもないんですけど。たまたま、そういうことを言われかねないようなコアな現場には外さず居る、というだけの話で(^^;。

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