三界さんのモーツァルト
都民芸術フェスティバル オーケストラ・シリーズ/東京都交響楽団(東京芸術劇場)
ブラームス/ハンガリー舞曲第1番、第5番、第6番
モーツァルト/クラリネット協奏曲(Cl:三界秀実)
スメタナ/連作交響詩「我が祖国」より「ヴィシェフラード」「モルダウ」「ボヘミアの森と草原から」
指揮:ヤン=パスカル・トルトゥリエ
都響のトルトゥリエ月間も今日で終わり。相変わらず快調です。最後くらいは純粋フランス音楽を聴きたかったが。
先日の鳥づくしも素敵だったけれど、今日は都響首席奏者・三界秀実氏のモーツァルトが聴き物だった。
バセットクラリネットを使った演奏だったけれど、普通のクラリネットじゃないというよそ行きの雰囲気は皆無。たいへんに自然で、繊細。第2楽章再現部のスーパー・ピアニシモには場内息を呑んで聴き入っていた。あそこまで弱音でありながら、貧弱さは全くなく、広いホールの隅々まで音が届いていた。
三界さんはピアニシモの魔術師だ。
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