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2006年2月

2006.02.25

合奏中の雑感、いろいろ

本日「音の輪コンサート」の、結成式以来最初の練習でした。

合奏中に考えた(感じた)こと、いくつか。

チューニングの音一発でそのプレイヤーの技量はほぼ判ってしまう。よく響いた音色で均一なピッチの発音が出来る人というのは、実のところあんまりいない。
音の出だしが高くてだんだん下がっていく人は、アンブシュアの柔軟性に問題があり、逆に最初が低くて後から上がっていくのは、その音を支えきれるだけのエアが最初から立ち上がっていないからだ。
フルート、ホルンなどで、時々sempre突拍子もなく高い人がいるのは、楽器の角度や右手の入れ方など、楽器毎の特殊な原因があるのかな。

大勢の人数でハーモニーをつくるとき、自分の音色をカスませて周りに隠れてピッチの悪さを誤魔化そうとする人が多い。そんなことをしてると余計、全体の響きが曖昧になってハーモニーが作れなくなるのに。
隠れるのが癖になっちゃってるんだね。そういえば自分のアンサンブルを始めた頃、合奏の中にいるそういう人を見つけて叩き直すのにエライ苦労させられたっけなあ。結局のところひとりひとりつまみ出して指摘して直していくしかないんだけど、やり過ぎると雰囲気悪くなるし、手加減が難しい。

ここの楽団には、十数年にわたってご一緒しているようなメンバーの方も多く、1年に一度合奏中で間近にこうやって音を聞かせてもらう訳だけれど、さすが十数年経ってそれなりに成長されたという方もいれば、まあ、変わり映えしねーなー、という方もいらっしゃって(^^;
勿論、たった1年足らずで見ちがえるほどの成長を遂げた方、というのも、いらっしゃいます。
演奏にはその人の全てが表れる。これはその人の上手い下手に関係なく、本当にそう。日常デリカシーに欠いた行動や言動をとる人は、音楽もちゃんと、それなり。
きっと自分自身もそうやって人から判断されているのだろうな、と思うと、怖い。

2006.02.22

本選出場ふたたび

先週木曜(16日)から風邪で倒れ、休養していたのだが、やっと完全?復活。
あんまり時間はないけれど、とりいそぎ更新。

日本サクソフォーン協会主催アンサンブル・コンクール、昨年に続いて本選出場内定の連絡をいただきました。(^o^)
今月初めに録音をした件。今回本選日までの時間があまりないため、電話での連絡でした。
日本全国の同志の皆さん、そちらはいかがですか?

いやー、今回録音を聴いた感じでは絶対駄目だと思ってたけど。
特に自分自身のプレイには不満を通り越して怒りすら覚えていただけに、挽回の機会があってとりあえずホッとした。
さあ練習練習。

2006.02.15

三界さんのモーツァルト

tirasi611都民芸術フェスティバル オーケストラ・シリーズ/東京都交響楽団(東京芸術劇場)

ブラームス/ハンガリー舞曲第1番、第5番、第6番
モーツァルト/クラリネット協奏曲(Cl:三界秀実)
スメタナ/連作交響詩「我が祖国」より「ヴィシェフラード」「モルダウ」「ボヘミアの森と草原から」
 指揮:ヤン=パスカル・トルトゥリエ

都響のトルトゥリエ月間も今日で終わり。相変わらず快調です。最後くらいは純粋フランス音楽を聴きたかったが。
先日の鳥づくしも素敵だったけれど、今日は都響首席奏者・三界秀実氏のモーツァルトが聴き物だった。
バセットクラリネットを使った演奏だったけれど、普通のクラリネットじゃないというよそ行きの雰囲気は皆無。たいへんに自然で、繊細。第2楽章再現部のスーパー・ピアニシモには場内息を呑んで聴き入っていた。あそこまで弱音でありながら、貧弱さは全くなく、広いホールの隅々まで音が届いていた。
三界さんはピアニシモの魔術師だ。

2006.02.14

あとは野となれ

コンクールのエントリーを完了。
昨日、録音されたMDが我が家に回ってきたので、本日(13日)、速達で発送。15日必着なので、間に合うでしょう。ホッ。

封筒に入れる前に、一応聴いてみたけど…
下手糞。なんだよこのソプラノ、音程悪っ。誰が吹いてんだ。オレか。
もうちょっとちゃんと準備と覚悟の上で臨みたかったなあ。なにしろ4人でまともに合わせたのがほぼ当日だけで、しかも道路混雑のため会場到着が遅れ、練習を開始してから1時間くらいで録音をすべて終了させなければならなかったのだ。

まあ、逃げも隠れもしない、これが「実力」なんだな、ということで。
自分の至らない点をこうして白日の下に突きつけられるというのは、ある意味成長のきっかけを与えられるということで、歓迎すべき事態とはいえよう。


これから当分の間、楽譜書きのネタがたくさんあるので、暫くブログ更新が滞りがちになると思いますが、どうかご了承ください。
>みなさま

2006.02.10

ジャンヌ・ダルクを聴く

tirasi610昨日(9日)の話だが、新日本フィルの定期演奏会で、オネゲルの劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」を聴いた(すみだトリフォニーホール)。

この曲を聴く(というか、観るというか)のは、3回め。前2回はいずれもN響で、指揮は若杉とデュトワだった。
たいへんに感動的な音楽なんだけど、じゃあどこが感動的なのか?と改めて考えてみるといまいちよく分からない微妙さを感じるような気がする。あまりにもキリスト教のなんやらかんやらと、フランス国内の歴史に関する当然の了解を前提としているようで。
例えば、「祇園精舎の鐘」とか「壇の浦の合戦」とか「神武天皇の東征」などという言葉を外国語に翻訳して外国人に聞かせたとして、言葉として理解はできるかもしれないけれど、日本人がそういう言葉を聞いて意識的・無意識的に了解する内容とは、ずいぶん隔たりがあるんじゃないかという、そういう類のこと。
演る方もそれは判っているようで、今回は語り手や歌い手以外にパントマイムだけを担当する2人の役者(ひとりは子役)も付いて、一生懸命判りやすく見せようと演出を凝らしたセミステージ風の上演だった。それでも(それだけに尚更?)判らないことも多いけど。

そういうものがこれだけ頻繁に上演されて、お客さんも入るという、日本人ってのは知的好奇心が余程強いんですね。
また、そういう、謂わばローカルネタを用いて、このような普遍的な「愛」を歌い上げる傑作を作った、アルテュール・オネゲルとポール・クローデル(台詞)の両者にも、感嘆する。

演奏は言うまでもない、素晴らしかった。この曲はオーケストラ編成に3本のアルト・サクソフォンを含むのだが(その代わりホルンが無いんだけど)、新日フィルに久々登場の雲井氏と林田・西尾両氏の雲カルチームが、実に玄妙でエクセレントな響きを聞かせてくれた。

面白いページを見つけた。1959年、「ジャンヌ・ダルク」日本初演時の配役表


伊福部昭氏が亡くなられたそうだ。
どの記事も「『ゴジラ』の、」という紹介のされ方だけれど、ゴジラ以外にも、子供の頃によくテレビで見た「大魔神」「海底軍艦」「地球防衛軍」といったB級日本映画も、みんな伊福部なのね。

個人的な思い出としてはやはり何といっても、高校3年生の時(1979年)に、安倍圭子さん(マリンバ)がソロを弾いた「ラウダ・コンチェルタータ」の初演を東京文化会館の客席で聴いたこと。一生忘れないような鮮烈な印象を植えつけられたものだった。
今はもうない新星日本交響楽団の、創立10周年記念定期だった。指揮は山田一雄(早いもので今年、没後15年となる)。
その場に居合わせる、というのは、他の何事を以てしても代替のきかない、ある種の「絶対」なのだ、とつくづく思う。

葬儀は14日、桐ヶ谷斎場だそうだ。おお、私のもと実家のすぐ近所(徒歩5分)。

2006.02.08

バーンスタインのラヴェル…あっデファイエ!

この1月に発売された、レナード・バーンスタインがフランス国立管弦楽団を指揮したラヴェル作品集のDVD(Dreamlife/DLVC1158)を、観る。
1975年、シャンゼリゼ劇場でのライブ収録。(画面に映った当該コンサートのポスターには、9月19日・20日という日付がある)

dvd061

いやー、これ、ものすごく面白い。いきいきとした音楽を、いきいきとしたままに捉えて映像に収めている、と言うか。(○HKあたりの収録とは、感性が根本的に違うんじゃないか。)
バーンスタインという人の、フランス音楽との意外な相性のよさがよく分かる。中でも「ピアノ協奏曲」でのバーンスタインの弾き振りは、圧倒的の一言。この曲の、この世の果てのような抒情の世界から乱痴気騒ぎ寸前の底抜けの楽しさまでの幅の広さを、見事に表している。
私はこの、ラヴェルのピアノ協奏曲という曲が大好きで、CDも10種類以上持っているけれど、今後はこれ1枚あればいいと思ったくらいだ。
オーケストラも、今はもう聴くことのできない昔のフランスのオーケストラならではの音色を、充分に残している。クラリネットのトップにはギイ・ダンゲンの顔が見えるし、フルートのトップは今は亡きアラン・マリオンだ。とっても明るく美しい音のバソンとホルンは、何という人だろうか。

「ボレロ」のテナーサックスは、ジャック・テリー。あの特徴的なアタマですぐに判る(^^;。ソプラノはダニエル・デファイエ!
デファイエが92年に日本に来た時のインタビューで喋っていたけれど、リハーサルの時にバーンスタインが2人を指さして「Sexy Sax!」と叫んだんだそうだ。このコンサートの時の話じゃないかな。

\4935(税込)とちょっと高めの値段だけど、それだけの面白さは確実にあると思う。

2006.02.06

JAZZみたいなバルトーク

この土日は、本番-打ち上げ-練習-レコーディング(その合間に恒例の藤野行き)と、消耗。
「練習と本番」カテゴリーのエントリが少ない、と先日書いたけれど、そりゃそうだ。消耗するもの。
本気で楽器を吹きまくった後は、搾りカスみたいになってしまって、呑気にパソコンに向かうようなエネルギーなんか残らないものだ。

tirasi609それでも一応社会人なもので、月曜からは普通に仕事。
終わってから、都響2月定期へ(東京文化会館)。
遅刻して休憩後の「オーケストラのための協奏曲」(バルトーク)しか聴けなかったけれど、これがものすげェ面白かった。速めのテンポで煽ること煽ること、ジャズコンボのアドリブの応酬を聴くような、一瞬も耳を飽きさせないスリリングな演奏。この曲は生でもCDでもたくさん聴いたけれど、ここまで面白い演奏は初めてだ。
指揮はヤン=パスカル・トルトゥリエ。都響には何度も客演している人だが、こういう人だとは正直思わなかったな。本性を現したなフランス人め!という感じ。

前プロが聴けなかったのは残念だけど、次回11日のコンサートは間違いなく最初から聴けるので、楽しみにすることとしよう。詳細はこちら。見てのとおり「鳥づくし」の、たいへん興味深い曲目。コダーイの「くじゃく変奏曲」を生で聴く機会なんて、そうそうありそうにない。

終演後は、そのまま東京文化会館のロビーで開催された定期会員対象の謝恩パーティに参加してきた。
きっかけは何だったか忘れたけど、フルートのN口さんと意気投合していっぱい喋った。…音楽家って面白い人種だ。

2006.02.04

YWOSE本番終了

YWOサクソフォーンアンサンブル 第2回演奏会

先程打ち上げを辞して、帰りの電車の中からupしてます。気心知れた古巣の仲間との本番はいいもんですね。しかし準備期間3ヶ月でよくこれだけの演奏会をするよなあ。

・曲目を補筆。
M.ラヴェル(中村均一編)/クープランの墓より プレリュード、メヌエット、リゴードン
A.デザンクロ/四重奏曲
R.ロジャース(真島俊夫編)/マイ・フェイバリット・シングス
G.ビゼー(長生淳編)/カルメン・ラプソディ
吉野由紀子/アイリッシュ・ダンス
G.ホルスト(啼鵬編)/第1組曲

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(写真は開演直前のホール)

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