2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ

« 【東京シティフィル】メシアン、サン=サーンス | トップページ | 雪の日のリード »

2006.01.19

メシアンと別宮貞雄

tirasi605東京都交響楽団 第620回定期演奏会(サントリーホール)

メシアン/キリストの昇天
別宮貞雄/チェロ協奏曲『秋』(向山佳絵子Vc)
同 /交響曲第2番~オリヴィエ・メシアンに捧ぐ
メシアン/微笑み
 指揮:若杉弘

今年の初サントリーホール。別宮貞雄氏(都響の協賛会員、要するに個人スポンサーのひとりでもあり、演奏会場でしょっちゅうお見かけする)プロデュースによる都響1月定期の第一夜。しかし最近メシアンづいてるな。

少々遅れて会場に到着、チラシでは演奏時間10分の「微笑み」が1曲めだったのでまあいいかと思っていたら、曲順が変わって「キリストの昇天」が始まったところで、ちょっとショック。このとびきり美しい曲を都響の金管と弦で聴くのを楽しみにしてたのに。ロビーのスピーカーからは、中で聴いたらさぞ壮麗な響きがするんだろうなという音が聞こえてくる。
休憩をはさんだ2曲は、そのメシアンに私淑した別宮氏の2作。和声とかリズムにフランスぽい感じは少しあるけれど、全体にはそこはかとなく日本調が聞こえる、たいへん親しみやすい映画音楽みたいな雰囲気だった。アルフレッド・リードの第2交響曲などの方がよほど現代音楽的な音だと思う。

御歳83歳の別宮氏、律儀に2曲とも終了後は中央通路すぐ後ろの自席から舞台上まで歩いてきて、場内の喝采を受けていた。
当日のプログラムに別宮氏自ら書いた自作とメシアンの曲目解説、および「メシアンと私」というエッセイがめちゃくちゃ面白い。メシアンが現在のような「カリスマ現代作曲家」となる前から身近で見ていた者の証言として(メシアンと愛弟子のブーレーズとの微妙な関係とか)、たいへん読み応えがある。

最後はふたたびメシアン。
やっぱり都響って巧いわ、と今更ながら実感。楽員個人の技量もさることながら、会場内に響く「音色」に対するセンスが鋭いというか。
音楽は「興味あるものでなければならず、聴いて美しくなければならず、心に触れるものでなければなりません」(byメシアン)。私も、そう思う。

« 【東京シティフィル】メシアン、サン=サーンス | トップページ | 雪の日のリード »

コンサート(2006年)」カテゴリの記事

都響」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74078/8240257

この記事へのトラックバック一覧です: メシアンと別宮貞雄:

« 【東京シティフィル】メシアン、サン=サーンス | トップページ | 雪の日のリード »