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2005.12.05

シャブリエの「田園組曲」

この季節(11月終わりから12月はじめ)になると、シャブリエを聴きたくなる。

cd078

シャブリエ/楽しい行進曲、ポーランドの祭り、スラヴの踊り、ハバネラ、狂詩曲「スペイン」、田園組曲
 ジャン=バティスト・マリ指揮 パリ・オペラ座管弦楽団(東芝EMI)

私が高校2年生の時だから、1978年。27年前ですか。
当時、FM東京に「ルーテル・アワー」だか「ルーテル・クラシック・アワー」だったか、日本ルーテル教団がスポンサーの30分のクラシック番組があって、時々聴いていた。
毎回、その日に放送されたレコードを聴取者に抽選でプレゼント、というのがあって、たまたま応募して当たったのが、このレコードだった。ちょうど今頃の季節。
お小遣いで月1枚の廉価盤LP(1300円とか1500円とか)ぐらいしか買えなかった当時としては、フルプライス盤、しかもバリバリの新譜(1977年録音)というのはなんだかとても嬉しくて、毎日のように自分の部屋のコタツにもぐりながら聴いたものだ。

有名な狂詩曲「スペイン」は、バレンボイムのレコード(9/16のエントリ参照)で既に親しんでいたけれど、このレコードでは、続いて入っている「田園組曲」に心惹かれた。心酔した、と言っても良い。トライアングルのソロによる印象的な導入から、空の高いところへ手を引かれて舞い上がっていくかのような「牧歌」、一抹の都会的な愁いを含んだ野の明るさ、とでもいうような続く「村の踊り」「木陰で」「スケルツォ・ヴァルス」。
心のどこかに空洞があったとして、そこにぴったりと納まって邪魔にならない、そんな音楽だった。

高校生くらいの人間が、「若々しい」とか「希望に満ちている」などというのは、嘘だ。
そのぐらいの年代の人間は皆、意識しているしていないに関わらず、心の中に「虚無」を飼っている。
大人と同じように、あるいは大人よりもっと切実に、「癒し」を求めているはずだ。

…数年前に、この演奏がCD化されていることを知って、買った。
ジャケットデザインも当時のLPと同じなのが、嬉しい。12cm四方の小ささは仕方ないけれど。
以来、この季節になると、聴きたくなる。

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コメント

シャブリエ、私も好きです。田園組曲はいい曲ですね。アニー・ダルコのピアノの演奏を聴いて、ほれこんだ私は、実際に自分でピアノで弾いてみたりもしました。技術的には難しくなく、アマチュアでもとりあげられる曲として、実演の機会が増えるといいな、と思っている曲のひとつです。
マリの演奏はまだ聴いていないので、探してみます。

正直、このエントリにコメントが付くとは思っていませんでした。
しかし、そういえば以前、「楽しい行進曲」、という何気ない一言に鋭く突っ込まれたことがありましたっけ。

アニー・ダルコのCalliope盤、いいですね。ピアノ版の中では私も一番好きな演奏です。最近ちょっと入手しにくいようですが。

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