年の終わりに
大晦日。東京は今日も良い天気。
藤野に例によって父の見舞いに行ってきた。たくさんのスタッフの方々が、今日もいつものように、いつもの如く働いていた。
私たちがのんびりと年末年始の休みを過ごしている間にも、社会の機能を維持するためにそれぞれの仕事を続けている方々がいることを、忘れてはいけません。
「忙しい、忙しい」だとか「今月は残業○○時間もしちゃいました~、」みたいな愚痴はブログにはなるべく書かないようにしている。自分なんかよりももっと大変な目に遭いながら、それでも黙々と仕事をこなしていらっしゃる方はたくさん居るはずだから。
それでも、ついつい書いてしまうことはあるけど。
思い当たる節のある皆様、お互い気をつけましょう。
年の最後に聴く曲は、ブリテン「戦争レクイエム」。作曲者ブリテン指揮のCD(Decca原盤)。
1時間20分におよぶ大作なので、普段なかなか集中して聴く余裕がなく、なんとかこの戦後60年の年の間に一度は聴こうと思っていたら、結局大晦日になってしまった。
レクイエム典礼文と、ウィルフレッド・オーエンによる反戦詩のテキストに基づいて書かれた、20世紀に書かれた声楽曲中、屈指に感動的な傑作。
もしかしたら、昔(21年前)自分で歌ったことがあるので、余計そう思うのかもしれない。
ふとしたきっかけで参加した某アマチュア合唱団で、プロオケと一緒に歌う演奏会だった。オケは日本フィル。
合唱初心者として参加したんだけど、(吹奏楽をやっていたおかげで)初心者チームの中ではとりあえず楽譜だけはかなり読める方だったので、経験者の先輩たちに負けるもんかとばかりに声張り上げてた。
いろいろあって結局演奏会本番には乗れなかったんだけど、当日のプログラムには名前が載っている。
機会があったら、もう一度歌ってみたい曲だ。
(…しかしこのCD、ロンドン交響楽団とフィッシャー=ディスカウ、メチャうまだわ、と改めて驚嘆)
とまあ、来年もこんなふうに勝手にひとりごとを書き連ねていくことになるでしょうが、宜しければお付き合いくださいませ。
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