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2005.11.18

本選前夜に思う

明日は3年に一度の、日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門本選が開催される。
久しぶりの土曜開催なので、聴きに行くつもり。
結果が出たら速報をupしますので、楽しみにお待ちの程を。

最近の管打、ことSax部門はなんだか芸大の学内試験みたいになってしまっていて、単純な野次馬の立場としては面白味が少ない。まあ、入学の時点で最も優秀な人材が集まるのは芸大であるのは間違いないので、他の学校から本当に圧倒的な才能が現れない限り、ある程度致し方ない面はあるのだろう。
それでも、このコンクールは、過去に、その時代時代の最良の才能を世に送り出して来たことは間違いない。明日は誰がスターの座に輝くだろうか。
過去の全入賞者は、こちらで見ることができる。開催当時の入賞者の年齢や職業が、見ていて楽しいです。

本選課題曲は、ラーションの協奏曲。
ということで、CDを聴いている。

cd072

L.E.ラーション/サクソフォン協奏曲
A.グラズノフ/サクソフォン協奏曲
J.パヌラ/アダージョとアレグロ(サクソフォンと弦楽のための)
 ペッカ・サヴィヨキ(Sax)、ヨルマ・パヌラ指揮 新ストックホルム室内管(BIS)

LPレコードの時代からあった、懐かしい録音。当時はラーションなんて作曲家全く知られてなくて、「ラルソン」とか書かれてたっけ。
サヴィヨキは1952年ヘルシンキ生まれ、パリ音楽院でデファイエに学んだ名手。BISにたくさんの録音を残している。実際、ある時期のデファイエの音色の面影を実によく残していて、その高潔な音楽性がまた曲によく合っており、思わず聴き惚れてしまうものがある(デファイエ自身の言によると「たいへん才能のある生徒だったが、資金が続かず卒業しないまま帰国してしまった、実に残念だった」とのことだそうだ)。楽器もプレスティージュだし。見事なお碗型(ローラー無し)右手小指キーの旧タイプ・プレスティージュの写真が、ジャケットを飾っている。
指揮がヘルシンキ・シベリウス音楽院指揮科の名教授、ヨルマ・パヌラというのも珍しい(サロネン、サラステをはじめとする、現代指揮者界を席巻する北欧出身の才能は、みんなこの人の門下)。

ただ、フラジオがちょいと厳しいのが残念。ヘタとか外しているという訳ではないんだけど、通常音域の演奏が素晴らしいだけに、フラジオ音域(フレーズ中の最も肝心な部分に,ここぞとばかりに出てくる)の音程や音色との落差が、余計目立ってしまう。
こういう人は、コンクールには残れないだろうなあ。コンクールというものはどうしても、美点もあれば欠点もあるという演奏より、面白みは無くても欠点の無い演奏のほうが評価されてしまう訳で。
コンクールの結果などに頼らず、世に埋もれている素晴らしい演奏家を探し出すのは、いろいろな機会に自分の耳でたくさんの人を聴くしかありません。

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コメント

たぶん・・・ラルソンはドイツ語読みなので、合ってると思います。

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