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2005年11月

2005.11.27

【聴いた】ラフマニノフづくし

tirasi557東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズ・作曲家の肖像#58 ラフマニノフ

ピアノ協奏曲第2番(Pf横山幸雄)
交響曲第2番
 指揮:ジェイムズ・デプリースト

早々に全席完売していた話題の公演。これもやはり「のだめ」効果?
最初から最後まで、アンコールもラフマニノフ(ピアニストはプレリュードop.32-12、オケは「ヴォカリーズ」)の、お腹いっぱいのコンサート。といっても、ロシア的なコテコテさよりも、ヒューマンで人生肯定的な暖かさとおおらかさ、しかしそれでも細部はとても繊細な印象、を感じるのは、やはりデプリーストさんだからか。
4日前のときとほとんど同じ席なのに、聞こえてくる弦の量感は全然違う。そう、こうでなくっちゃ!

デプリースト月間の最後を飾るにふさわしい、充実した演奏だった。
さて、来月はいよいよジャン・フルネのラストコンサートであります。
楽しみ、という言い方は違うし、こういう場合何と言ったらいいんでしょ。

2005.11.26

冬が近づいてきました

アンサンブルの練習。
この時期は、少なくとも表面上は、のんびりと活動しています。

帰りがけのみなとみらいクイーンズモールは、かくのごとし。
そういう季節ですねえ。

MM_2005Xmas

久々にウェブサイト本体のほうを更新。
相互リンクご依頼の皆様、お待たせしました。
最近Blogしかいじってないもんで(Blogは楽だわ、ホント)、本体の更新の仕方、忘れてる。困ったもんだ。

2005.11.24

フルネの「ダフニス」

cd075ちょっと前のことだが、アフィニス文化財団が発行する「アフィニス・サウンド・レポートNo.30」というCDを入手。
アフィニスはJT傘下の財団で、国内プロオーケストラへの助成をはじめとするいろいろな文化事業やメセナ活動、 虎ノ門のJT本社内にある「JTアートホール」を舞台とした主催公演を行っている。
このCDは、今年2005年に創立周年記念を迎えた、3つのオーケストラのライブ録音が収録されている。お目当ては都響第600回定期公演での、ジャン・フルネ指揮のラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲であります。
抽選で無料で頒布されるという話を聞いて、申し込んでみたら当たったのだ。

さてこの『ダフニスとクロエ』。この曲は実演でも録音でも数々聴いたけれど、これほど感動的な演奏は聴いたことがない、と言い切ってしまう。私も会場で聴いた、今年1月の当該演奏会の感動をまざまざと思い出した。
こんな、非売品みたいな形でのCD化は実に勿体ない。同じ日に演奏された小泉和裕指揮の『家庭交響曲』(R.シュトラウス)は、市販盤としてCD化されているのに。

2005.11.23

本多俊之のコンチェルト、初演

tirasi556日本フィルハーモニー交響楽団 サンデーコンサート・スペシャル(東京芸術劇場)

ビゼー/「アルルの女」第1、第2組曲
バーンスタイン/「キャンディード」序曲
デュカス/魔法使いの弟子
ハチャトゥリアン/「ガイーヌ」より レスギンカ、子守歌、ばらの乙女たちの踊り、剣の舞
本多俊之/風のコンチェルト Concerto du vent(初演)
 須川展也(Sax)

午前中は藤野へ、午後は「須川展也オーケストラル・オンステージ」を聴きに、池袋へ。

須川さん、前プロからソリスト衣装のままでオケの中に乗っていて(「アルル」と剣の舞)、相変わらずサービス精神旺盛な方だ。
注目の本多さんのコンチェルト。第1楽章 順風、第2楽章 風紋、第3楽章 新風 という3楽章から成る。
2楽章までは我々にとってたいへん耳馴染みのある、ちょっと現代アメリカの吹奏楽オリジナル曲みたいな雰囲気がしていて、面白いかも、と思って聴いていたが、最後3楽章に至ってはやっぱり「須川コンチェルト」でした(^^;(←須川さん以外には演奏不可能、つーこと)。
作曲者の本多氏は、ジャズのアドリブのフレーズを基に書いた、というようなことを演奏前のトーク(舞台転換の場つなぎ)で仰っていたが、聴いていてあんまりそういう感じはせず、映画音楽的な流麗でゴージャスな音楽に仕上がっていたように思う。

今日はそれより、前プロのほうがあまりにもあんまりな指揮ぶりで、余程途中で帰ろうかと思った位だった。この指揮者、海外のコンクールで優勝したとかN響の定期公演に出演したとか、華々しい経歴がプロフィールに書いてあるけど、にわかには信じがたいものがある。
日フィルは今年に入ってから3回くらい聴いていて、なかなかいい感じの演奏を繰り広げていたのに、今日は薄っぺらな弦に雑な管という、昔の印象に戻ってしまったようで、ちょいと残念(席のせいではないと思う。わりと普段からよく座る位置だったので)。

藤野、11月23日

fujino_051123

全山紅葉。

2005.11.22

もうひとつラーション…そして、ラッシャーのこと

第22回日本管打楽器コンクール、全日程終了
昨日の入賞者演奏会には行けなかったが。

特別賞ほかを受賞したトランペット1位の外人さん、本選は聴いたけど、上手かったもんなあ。というか、トマジのコンチェルトをちゃんと「音楽として」吹きこなしている唯一の人だったような。これも妥当な結果でしょう。

3年に一度の「祝祭」が終わってゆくのを惜しみつつ、ラーションのコンチェルトのCDをもう1枚。

cd074

イベール/コンチェルティーノ・ダ・カメラ、マルタン/バラード、ラーション/サクソフォン協奏曲
 ジョン=エドワード・ケリー(Sax)、ユハ・カンガス指揮オストロボスニア室内管(Arte Nova)

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2005.11.20

三崎でのモレティ

すっかり秋です。朝は恒例、藤野まで父の見舞い、帰りは八王子から横浜線全線走破、京急に乗り換えて終点三崎口まで、更にバスに乗り、三浦市民ホールへ。ファブリス・モレッティのリサイタル。
今回の来日、関東圏ではここでしか演奏会がないのだ。

ファブリス・モレッティ(Sax)&服部真理子(Pf) オータム・コンサートin三浦

ヘンデル/ラルゴ、パストラーレ
J.S.バッハ/ソナタ第6番
リュリ/優しい歌とクーラント
モーリス/プロヴァンスの風景
ボノー/組曲
ルルー/ダンス・ノスタルジーク
シャイユー/アンダンテとアレグロ
林光/『もどってきた日付』より 壁のうた、八匹めの象、花のうた(ピアノ独奏)
カントルーブ/オーヴェルニュの歌より 野原の羊飼い、バイレロ、3つのブーレ

三崎港のすぐ脇、海産物センター(魚市場)の2階に、470席の立派な小ホールがある。時々魚の匂いが上ってくるのがご愛嬌だけど。
かなり無理をしてでも来た甲斐のあった、いい演奏会だった。クラシックのサクソフォンによる「音楽」の原点を見はるかすかのようなこのプログラムに、モレッティ氏ほど似つかわしい人は居ない。
そういう曲達を、都会から離れて海辺の港町で聴くというのも、また一興。
近所からやって来た普通のおばちゃんのお客さんとかに、モレッティを聴かせちゃうというのも、また。

ルルー(Leleu)の「ダンス・ノスタルジーク」は、モレッティ氏が11歳(!)の時に音楽院の試験で吹いた曲なのだそうだ。11歳ねえ。自国の言葉を操るのとほとんど同レベルに自在なその演奏には、そういうバックボーンがあるのか。
アンコールにシューベルトのセレナードと、ピエルネの「カンツォネッタ」。世界最高の素晴らしさ。これが聴けるなら、多少遠かろうが行ってしまうというものだ。

cd073

ファブリス・モレッティ/Serenade Italienne(モモンガラボ)

本日、会場にて発売開始の新譜。勿論買いました。
(ジャケット色違いの)前作は編曲物だったが、今回はサクソフォン初学者のために書かれたフランスの易しいオリジナル曲を集めたもの(リュエフの「シャンソンとパスピエ」みたいな雰囲気のもの、と言えば良いか)。
日本にはほとんど紹介されたことのないような曲も多く、しかしどれもたいへん分かりやすくお洒落で、かつ魔法のように魅力的な演奏であります。

Moretti

終演後はお約束、ロビーにてサイン会。

会場でご一緒した、古巣の楽団の仲間M氏、先日の演奏会でお世話になったピアニストのKさん等と、会場の隣の店で回転寿司を食す。
回転寿司とはいっても、ネタの旨さと新鮮さは都内なんかとは比較になりません。至福の時。

2005.11.19

11月19日点描

コンクール会場前にて、チンドン屋さんに遭遇。
遠くて見えづらいけど、テナーサックス吹いてます。

051119a

夜は新日本フィル維持会員(個人スポンサーのことですね)の友人のお誘いで、錦糸町へと移動、新日本フィルの年一度のサポーターズ・パーティに出席してきた。
今、どこのプロオーケストラも、こういう「パトロネージュ活動」というのを気合入れてやっている。
新日フィルも頑張ってます。

051119b

挨拶をする、新日本フィル音楽監督、クリスティアン・アルミンク氏。背ェ高いっす。

2005管打コンSax部門・本選結果

開催時間間違えて、午前のトランペット部門からずっと聴いてました(^^;
サクソフォン部門・結果です。
第1位 林田祐和
第2位 貝沼拓実
第3位 國末貞仁
第4位 細川紘希
第5位 松井宏幸

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2005.11.18

本選前夜に思う

明日は3年に一度の、日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門本選が開催される。
久しぶりの土曜開催なので、聴きに行くつもり。
結果が出たら速報をupしますので、楽しみにお待ちの程を。

最近の管打、ことSax部門はなんだか芸大の学内試験みたいになってしまっていて、単純な野次馬の立場としては面白味が少ない。まあ、入学の時点で最も優秀な人材が集まるのは芸大であるのは間違いないので、他の学校から本当に圧倒的な才能が現れない限り、ある程度致し方ない面はあるのだろう。
それでも、このコンクールは、過去に、その時代時代の最良の才能を世に送り出して来たことは間違いない。明日は誰がスターの座に輝くだろうか。
過去の全入賞者は、こちらで見ることができる。開催当時の入賞者の年齢や職業が、見ていて楽しいです。

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2005.11.16

これはすごい

シエナ・ウィンドオーケストラ 第20回定期演奏会(2006年1月21日)

「音の輪」プロフェッショナル版、ってとこでしょうか。
勿論私も行きます。
チケットは完売寸前とのことですが、最新情報によると翌22日(日)14時より急遽追加公演が組まれた模様。

2005.11.15

【聴いた】フォーレ

tirasi5552日続けてのコンサート通い。
今日の曲目は、昨日とうって変わってフォーレのピアノ四重奏曲第2番とピアノ五重奏曲第2番という、超渋い2曲(カザルスホール)。

フォーレといえばこの人、堀江真理子さん。
フォーレの室内楽曲やピアノ曲は大学生の頃から聴いてはいたけれど、自分のものとして本当に愛好するようになったのは、この方が1993~95年にやはりここカザルスホールで開催した全曲演奏会を聴いて以来のことだ。恩人です。
ヴァイオリン澤和樹、ヴィオラとチェロはフランスより駆けつけたパリ音楽院の先生2人。演奏も万全。凛々しく気高く美しい音の奔流を楽しんだ。2ndVnのお姉さん、知らない名前の日本人奏者だったが、弾いている時のお顔が実にステキでした。


今日はサーヤ(紀宮さま)&黒ちゃんの結婚式。TVとかはその話題ばっかり。
別にワタシは国粋主義者ではないけれど、日本国民のひとりとして率直にお祝いしたいと思います。
ということでBGMは、フォーレの「祝婚歌」(組曲『シャイロック』より)。
これほど幸福感というものを感じさせる音楽はそうそうないと思う。
演奏は、ジャン・フルネ指揮・東京都交響楽団でどうぞ(Fontec/FOCD9217)。

cd007

さて、今日はこれから明日締切りの原稿1200字、というのに呻吟する予定。
この原稿が何なのか、という話は、時間がないのでまた後日。

2005.11.14

【聴いた】ショスタコ1番

tirasi554東京都交響楽団 第616回定期演奏会(東京文化会館)

武満徹/弦楽のためのレクイエム
モーツァルト/協奏交響曲K364(Vn矢部達哉、Va鈴木学)
ショスタコーヴィチ/交響曲第1番
 指揮:ジェイムズ・デプリースト

都響の後期シーズン開幕の11月は、われらが常任指揮者ジェイムズ・デプリーストの月間。
後半のショスタコーヴィチが期待通りの素晴らしさ。出だしはちょっと呼吸が合わないところはあったが、控えめなテンポで精確に進んだ2楽章から先は、3楽章の灼けつくような響きからフィナーレの息を呑む盛り上がりまで、文句なしの仕上がり。「1番」ってこんなにすごい曲だったんだ。内容の凝縮ぶりは後期の長いシンフォニーに負けやしない。こんなものを音楽学校の卒業制作として作ってしまうんだから、まさしく天才だ。
前プロは少々物足りなかったかな。武満作品はデプリーストさんが振るならもっと似合いそうな曲がありそうだし、モーツァルトはオケとソリストに任せて指揮を降りてしまった。矢部さん達のモーツァルトはそれはそれで美しく、楽しかったけれども。

デプリースト氏は今般、アメリカ合衆国の文化勲章にあたるNational Medal of Artsを受賞し、10日がホワイトハウスでの授与式だったそうだ。ということは式を終えてすぐに東京に飛んで、翌11日からの練習に臨んだことになる。指揮者ってタフだなあ。少々お疲れだったのかもしれない。

来年度(2006-2007シーズン)の主催公演ラインナップも発表された。
7年ぶりのエリアフ・インバルの客演が、何といっても楽しみ。R.シュトラウス(アルプス交響曲)とショスタコ11番ですか。
全体に、マーラーと近代フランス物がほとんど見当たらないのが、都響らしからぬところだが。

2005.11.13

フランセばっかり

相方の祖父の米寿を祝って、この週末は一族が熱海に集まったので、私も行ってきた。
妹夫婦の子供と曾祖父の対面式ということでもある。それにしても初子の赤ん坊というのは地上最強のアイドルですな。
お宮の松を初めて見ました。しかしこの、貫一がお宮を足蹴にしている場面というのがブロンズ像になっていて、夜になるとライトアップ;されるんだとか。なんだかなあ。

tirasi553帰宅途上、横浜経由で大岡山に寄って、コルドンブルー室内管弦楽団を聴く。
11日のエントリにも書いたとおり、全部ジャン・フランセ(1912~1997)の作品のみによる室内楽演奏会。木管四重奏曲、恋人たちの時間(木五+Pf)、ディヴェルティスマン(木三)、八重奏曲。会場のルーテル大岡山教会は、靴を脱いで上がる本当に普通の街中の教会の礼拝堂だった。

旅疲れで眠くて記憶はところどころ飛んでいるけど、全体を通してフランセという作曲家の面白さがちゃんと伝わるに足る演奏だったのには正直、感心した。勿論フランセの作品は技巧的に格別に難しいので、演奏そのものは言えば色々なことは言えるにせよ。
こういう演奏会だったら、私も仲間を引き連れてフランセのサクソフォン小四重奏曲(Petit quatuor pour saxophones)をご紹介差し上げたかったものだ、と思った。
1曲めと3曲めに乗ったクラリネット奏者のセンスの良さに感心した。
アンコールの2曲めは要らなかったかな。

2005.11.11

新着CD(フランセ、シベリウス)

今日は寒かったですね。

久しぶりに呑気に新着CDのご紹介など。

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フォーレ/ピアノ四重奏曲第2番、フランセ/八重奏曲、デュティユー/引用
 エスビェルク・アンサンブル(Scandinavian Classics)

この週末は東京を離れてくる予定で、その帰りにコルドンブルー室内管弦楽団を聴こうと目論んでいるのだが、今回のプログラムというのが4曲全部フランセの室内楽作品という、まあ、アマチュアとしてはかなりに無謀というか、アレなんですが。これで聴いて楽しめる演奏が実現出来ているとしたら、ホントにすごいんだけど。
で、プログラム中、八重奏曲というのだけは知らなかったので、ネットで検索してみたら、このCDが安く入手できることが判明、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのCDとかを横に見つつ買ったのだった。
レーベルや演奏団体(12人の多国籍メンバーからなるヨーロッパの団体、ということしか判らない)の怪しさとは裏腹に、なかなか正統的でいい演奏をしている。…しかし、フォーレの四重奏曲第2番、いい曲だあ!

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シベリウス/管弦楽曲、歌曲集(EMI)

Tone Poems / Songsというタイトルだけど、歌曲は2枚組CDの最後の4トラック10分足らずのみ、実質は管弦楽曲集。GEMINIというEMIの新しい廉価CDのシリーズのひとつで、ドラティ指揮ロンドン響の「ルオンノタール」「ある伝説」「夜の騎行と日の出」「大洋女神」、ギブソン指揮スコットランド国立管の「クリスティアン2世」「カレリア序曲」「吟遊詩人」、サージェント指揮ウィーンフィルの「フィンランディア」「カレリア組曲」などなど、昔のEMI系廉価盤で馴染みの音源を再編集したもの。
なんといってもLP時代以来の愛聴盤だった、サー=アレクサンダー・ギブソン指揮の「クリスティアン2世」がCDで聴けるのが嬉しいです。ストレスのない響きでスコーンと鳴り渡る金管は英国のオケならでは。
ワタシ的にはシベリウスの最も好きな作品。シベリウスのいくつかの劇音楽の美しさは筆舌に尽くしがたい。

2005.11.09

Daniel Kientzy氏来日

現代音楽スペシャリストのフランスのサクソフォン奏者、ダニエル健二、じゃなかった、ダニエル・ケンジー氏が来日するようだ。

東京シンフォニエッタ 第17回定期公演(2005年12月15日)

ダイアナ・ロタル作曲「シャクティ」という曲が、サクソフォンソロと室内アンサンブルのための作品なのだそうだ。作曲者が1981年生まれってのもすごいし、まだ初演されていないのに賞を貰っているというのも不思議っちゃ不思議。

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2005.11.06

演奏終了(携帯より)

ダブルヘッダー本番、先程終了。
子供&親相手の体育館コンサート(妹夫婦が子連れで来てくれた)も、古巣ホールでのお祭り本番も、それはそれで大変楽しかったけれど、急な雨の中、大荷物抱えての東京縦断大移動はなかなか大変でした。
ちょいと疲れたので、今日のところはこのへんで。

2005.11.05

古巣の会場&「スウィングガールズ」の嘘

11月とは思えない、暖かい土曜日。

いろいろあった1日の最後、明日の大田区吹奏楽祭のリハーサル(本番会場での練習)のため、蒲田の大田区民センターへ。
このホールに乗るのは久しぶり。少なくとも今世紀初であることは間違いない。最近駅の近くに出来たアプリコという新しいホールではなく、JRの車庫の脇に昔からあるホールなのだが、ここは私自身の十代から30くらいまでの期間、ホームグラウンドと言っていい場所だった。
はじめて乗ったのは28年前、高校1年の時のやはり大田区吹奏楽祭。「エルザの大聖堂への行列」を吹いたっけ(遠い記憶)。それ以後、OBになってからも10年近く出場し続けた母校の高校吹奏楽部の定期演奏会、1991年まで乗っていた地元の吹奏楽団の演奏会、様々な団体で出場した毎年の吹奏楽祭、または客席で聴いた近隣の高校や一般バンドの演奏会などなど、ここ最近ご無沙汰していたとはいえ、数知れない記憶がこの古い建物にはある。
楽器を提げて蒲田駅の西出口を出ると、何も考えなくても足は勝手にそこへ向かってゆく。

rehearsal_051105
リハーサル開始前(なつかしい風景)

いまどきの響きの多いホールでは全然ないけれど、舞台上でもお互いの音が聞きやすいし、客席でもひとりひとりの音がよく聞き取れるし、決して悪いホールではない。むしろ、30年以上前に出来たホールとしてはかなり良い音だ、ということを再確認した。響きの傾向は埼玉会館に似てるかも。

編成は30人ちょっと、サックスはアルト2にテナー1のみ。ここのところ吹奏楽の本番というとむやみやたらと人数だけはいる、というのばかりなので、結構新鮮。楽しく吹かせてもらいました。

さて、明日はこれの本番の前にもうひとつある。朝は早いぞ。


帰宅したら、TVで「スウィングガールズ」をやっていた。

途中から見たが、まあ、「ンなことは無いだろ、普通」と突っ込みたくなる部分はあちこちにあるものの、Jazzを題材とした現代のお伽話と考えれば、別に文句を付ける筋合いのものではない。
だがしかし、どうしても許せないことが、ひとつ。
宣伝用のスチール(これとか、色々)の上野樹里が、ストラップをしていないこと。(襟元に見えるのはセーラー服のスカーフであってストラップではない)
サックス吹きがこのようなシチュエーションに置かれた場合、ストラップを使わずに楽器だけ持っているという事態は、100%あり得ない。
この一点だけで、ワタシ的には、この映画のリアリティというものが全部嘘くさく思えてしまう。
画竜点睛を欠くとはこのことか。

2005.11.04

未知の才能

tirasi552飯野明日香 ピアノリサイタル(東京文化会館小ホール)

エスケシュ/二重の戯れ
フォーレ/バラードop.19
プーランク/即興曲集より第1、3、7、15番
同 /『ナポリ』より イタリア綺想曲
ロパルツ/夜想曲第1番
メシアン/『幼子イエズスにそそぐ20のまなざし』より
 「ノエル」「預言者と羊飼いと東方三博士のまなざし」「聖母の最初の聖体拝領」「喜びの精霊のまなざし」

飯野明日香(いいの・あすか)。見るのも聴くのも初めてのピアニスト。
偶然告知を目にして、こういうプログラムでリサイタルをする若い(たぶん20代終わりか30代そこそこ)ピアニストってのは一体どんな人なんだろう、と俄然興味を持ったのだ。

まあ、こういう曲目を選んでくる時点で、そもそも只者ではない。音の立ち上がりのスピードの物凄く速い、クリスタルな硬質のタッチと技巧を駆使した、素晴らしい才能だった。鮮やかな音色を持った人なので、メシアンやプーランクの「イタリア綺想曲」のような、派手に明滅する色彩を持った曲がよく似合う。
楽しみにしていたロパルツも、なかなか良かった。北海沿岸の曇天に覆われた風景の中に、祭りのざわめきの幻想が聞こえてくる。幻影はやがて去って、辺りはもとの曇天。でも、さっきまでとは何かが違っている。そんなイメージ。くすんだ色の風景を描くからといって、最初からくすんだ色の絵の具を用意すればいいってもんでもない訳で。
アンコールにラヴェル「水の戯れ」。見事っ!!

この人の名前は、覚えておこうと思う。12/4には、オペラシティ内の近江楽堂でフォルテピアノのリサイタル(メインプロはベートーヴェンのワルトシュタインで、あとハイドンとフンメルの作品)を開くそうで、想像以上に多才な方のようだ。
練習日でなければそちらも聴いてみたかったが。

2005.11.02

「やりたい」と「聴きたい」

小さな本番はいろいろあるけれど、大きなコンサートはあらかた終わったこの時期は、来年の演奏活動に向けての大事な仕込みの時間。

来年どんな曲を演奏することになるのか、係わっているあちこちの演奏団体で色々と挙げたり、挙がってきたり、挙げてもらったりしている訳だけど。
しかし皆さん、ホントに、「やりたい曲」、だけしか挙げてこないんですねえ。

自分が「やりたい」曲を挙げるのは、当り前のことに思えるかもしれないが。
私の場合、特に「何をやりたい」、というコダワリは殆ど無いのです。
別に、何をやってもいいんじゃないの、良い曲であれば、と思っている。
だから、やる曲が最初から決まっている演奏依頼なんかがヨソから来たりすると、俄然燃える訳です。演奏家としての純粋に職人的な使命感というやつで。

ただ、どんな曲、というよりも、どんな演奏、どんな演奏会を「聴きたい」か、というコダワリはものすごくある。
だから、私が曲目を決める場合、その楽団、そのコンサート環境で、どんな音楽を聴きたいと思うか、ということが基準になることが多い。

面倒臭い展開は飛ばして一気に結論だが、何を「やりたい」か、という想いばかりが幅を効かせていて、自分が何を「聴きたい」か、という感覚が欠如していることが、一般的なアマチュア演奏団体の選曲、あるいは選曲を含む演奏活動全般における最大の問題ではないか、と思う訳です。
私は年に100回近くのコンサート(しかも殆どプロの演奏家の)を聴く人間だが、何故プロの演奏ばかり聴くのかというと、別に上手いからとか参考になるからという以上に、プロの演奏家のほうが、私自身が聴きたいと思う演奏(あるいは演奏会)を実現してくれていることが多いから、という極めて単純な理由によるのだが。
残念ながら私のような人間は、世のアマチュア演奏家の中では少数派だ。

ぶらあぼ」に載っていた廻由美子さん(ピアニスト)のコラムを、是非読んでみてください。

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