雲井&栃尾Duo
The Sax特別号なる雑誌がちょうど最近発売されたところで、早速買ってきた(アルソ出版)。
今号の目玉は、雲井雅人&栃尾克樹両氏による付録のCD。
というかこの号自体、このCDを世に出すために編集された、という感じ。

表紙写真より
「ディア・ハンター」よりカヴァティーナ、ロミオとジュリエット、ニュー・シネマ・パラダイス、Shall we dance…といった映画のナンバーばかり、両氏のソロで3曲ずつ、デュオ(+ピアノ)で3曲。
ピアノ伴奏による、凝りすぎないシンプルな編曲で(ちょっとシンプルすぎるところも無くはない)、正味30分程度ではあるが、カラオケトラックも付いている。
こうして並べて聴いてみると(栃尾さんのアルトをまともに聴くのは初めてかも)、雲井さんの音の不思議さが際立つ結果となったのが面白い。よく知っているメロディを吹いているだけになおさら、その音自体の特徴に注意が向けられるみたいだ。
この不思議さは、20年の昔、マルセル・ミュールの音を初めて聴いた時に感じたものに似ている。雲井さんの音がミュールに似ているという訳ではないのだが(ある意味似ているのかもしれないが)、どこからどういう回路と環境設定を経てこういう音色が湧き出て来るのか想像のつかない不思議さ、という点で、共通するものがあるように思う。
しかし、「ニュー・シネマ・パラダイス」を聴いてると、日本生命のTVCM(谷川俊太郎の詩もどきが流れるやつ)が反射的に思い浮かんでしまうのは、どうにも困ったもんだ。
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