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2005.09.14

グラズノフの四季

先日聴いたグラズノフの「四季」。
CDでは、このBlogを始める以前、本家サイト上の日記の頃から折にふれて話題にしてきた、素晴らしい録音がある。

cd058

グラズノフ/バレエ音楽「四季」、コンサート・ワルツ第1番、同第2番
 エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(EMI)

このジャケットは、1988年頃入手した海外盤。今は違うデザインだと思う。
改めて聴いてみたけれど、イギリスのオーケストラだからか、スヴェトラにしては音量控えめであんまり爆発していないので、一般的な人気はそれほどでもないが、まさに感嘆に値する美しい演奏だと思う。ほとんど形而上的なまでに繊細できめ細かい響き。オケの団員がただごとではない集中力で弾いているのがありありと判る。
N響で生前最後のスヴェトラを聴いたときの、アンコールでの「くるみ割り人形」のパ・ド・ドゥの、夢の国のような世界を思い出す。…
私にとっては、マルティノンのラヴェル、ドビュッシー、アンリエット・ピュイグ=ロジェの弾くフォーレとドビュッシーのピアノ曲集などと共に、「無人島の1枚」的CDです。

余談だが、グラズノフの2つのコンサート・ワルツって、アルフレッド・リードの「第3組曲」のパ・ド・ドゥに似てると思うのは、私だけ?
別にメロディとかが似てる訳じゃないんだけど、何か全体の雰囲気というか、佇まいというか。

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コメント

>余談だが、グラズノフの2つのコンサート・ワルツって、アルフレッド・リードの「第3組曲」のパ・ド・ドゥに似てると思うのは、私だけ?

そのむか~~~し(笑)グラズノフのそのワルツって車のCMに使われてましたよね。街中を車がクルクルスイスイっていうありがちなやつだったと思うのですが・・・。
放映時に気になって、でも調べるほどではなくて。偶然レコードかCDで曲名と作曲者が判明したときはすごく嬉しかったのをおぼろげにおぼえております。
リードのパドゥドゥは冒頭が非常に美しいですね。
第三組曲を高校生とき定演で演奏したことがありますが、とても肌が合う感じでのびのび演奏できたので好きだったのか、自分が吹いたパート(1st Alto)はいまだに忘れていません。20年近く経つし、あれからほとんど聴いたことすらないのに、不思議なものですね。

昨日、思い立って今度はリードの「第3組曲」を聴いていたんですが。
何かの、予感だったのでしょうね。…

第3組曲は、私も1st Altoを作曲者の指揮で2回吹きました。
4楽章のソロが走りやすくってね。

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