Songs
そういえば、このCDについてまだ書いていなかった。
Songs /波多江史朗(Cafua)
波多江さんのデビューCD。
先日8月12日の発売だったので、熊本から帰ってきたら買おうと思っていたら、熊本での最終夜のビンゴ大会(懇親会)の景品として頂くことができたのだった。提供の○マハミュージックトレーディング様、ありがとうございます(^^;
最近のパリ音楽院系若手プレイヤーの例にもれず、音のひとつひとつまで吟味して作られた、きわめて完成度の高い演奏と思った。たいへんアイディア豊富な演奏で、いろいろなことをやろうとしているしそれが出来る演奏家だということが一聴して判る。ただそのせいかどうか、音色や歌い回しに「波多江節」とでもいうような流儀が、聴き進むにつれてだんだん透けて見えてきてしまうところがあるけれど。
選曲は、若い演奏家のデビュー盤にしては無難なところがあるが、良い曲が揃っている。ワタシ的に待望久しかったのがプラネル「ロマンティック組曲」の全曲収録。初期のフォーレのような魅力的なハーモニーに、サックスのオリジナル曲には珍しい親しみやすさを備えた佳作で、原ひとみさんや服部氏が事あるごとにとりあげていたのを聴いて、とても好きな曲だったのだが、音源がないため人に紹介できずにいたのだ。
という訳で、注目すべきCDであることは間違いない。
…
ラヴェル「クープランの墓」のSax Quartet版楽譜を入手(プレリュード、メヌエット、リゴードンの3曲)。
中村均一氏の編曲になる、アルモ・サクソフォンクァルテットのライブラリー。数年前に伺った時は、とても出版できるような状態ではない(楽譜が)、とのことだったのだが、がんばって整備したのだな。
これはいずれどこかで演奏してやろうと画策している。
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