久々のコンサート
●サントリー音楽財団 サマーフェスティバル2005~20世紀のウィーン
シェーンベルク/ワルツ~弦楽オーケストラのための
ウェーベルン/カンタータ第2番op.31(1943)
同 /眼の光op.26(1935)
リスト(ウェーベルン編)/労働者の合唱(1924)
クシェネク/交響的悲歌(1946)
ベルク/ヴァイオリン協奏曲(1935)
高関健指揮 東京都交響楽団
神尾真由子(Vn)
森川栄子(Sp)、加賀清孝(Bs)、東京混声合唱団
毎年この季節恒例の、サントリー音楽財団主催の現代音楽祭。
今日は最も「普通の」曲目の日だが、それでもなかなか凝っている。
客席もかなりに濃くて、休憩時のロビーで池辺晋一郎、一柳慧、江村哲二の3人が何気なく談笑していたりとか。
音楽史的には非常に興味深い、知的好奇心のそそられるプログラムながら、普段自分が好んで聴くタイプの音楽とは全然違うので、曲そのものを堪能するまでには至らず、途中少し睡魔に襲われた。演奏はなかなか良かったが。高関さんの指揮はいつもながらの堅実なものだし、真由子ちゃんのベルク、すごくひたむきで瑞々しくて、この曲こういうやり方もあるのね、というか。
ベルクと、ウェーベルンの2曲には、宗貞センセ(A.Sax)の姿がステージに見えた。
休憩前の最後、フランツ・リストの(シューマンみたいな)オーソドックスなスタイルの合唱曲にウェーベルンが非常に祝祭的なオーケストレーションを施した曲(日本初演)が挟まれ、演奏者の側もこの時ばかりは思いきり楽しそうで、場内も大いに沸いていました。
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こんばんは。
私も昨夜サントリーホールに行きました。
TBさせていただきましたので、どうぞよろしくお願いします。
投稿: snow_drop | 2005.08.31 21:46