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2005.07.09

ジェラール・プーレ

tirasi540ジェラール・プーレ ヴァイオリン演奏会(Hakuju Hall)

ブラームス/ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」
クライスラー/ウィーン風小行進曲、羊飼いのマドリガル、シンコペーション、ボッケリーニの様式によるアレグレット、ロマンティックな子守歌、道化役者、ジプシー綺想曲
ショーソン/ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のためのコンセール
 ジェラール・プーレ(Vn)、川島余理(Pf)
 エレオノーレ弦楽四重奏団(岡山潔、服部芳子、川崎和憲、北本秀樹)

素晴らしい音楽会だった。
音が耳障りだったり、奏法とか理屈先行の多い世間にありがちなヴァイオリンとは全く違う。ある意味(クラシックの)サクソフォンのようになめらかで、ストレスのない音色、それでいて言うべきことはばしっと言い、表現されるすべてが核心を衝いていて「ぶれ」がない。
ジェラール・プーレ。伝説のヴァイオリニスト&指揮者(ドビュッシーのヴァイオリンソナタを晩年の作曲者自身のピアノで初演した)ガストン・プーレの子息で、元パリ音楽院教授。フランス・ヴァイオリン界の大御所の一人である。毎年春の京都フランス音楽アカデミーの演奏会で何度か聴く機会があって感心し、数枚のCDを入手して愛聴していたところだ。
最近東京で聴ける機会が増えたと思ったら、この4月から東京芸大の客員教授に就任したらしい。

譜面台を横向きに、ほぼピアノと並ぶように置き、ほとんどピアニストと同じ方向を向いて弾いた。ピアニストの斜め後ろから頻繁に大きなアクションで合図を出す様子は、まるでピアニストにレッスンを付けているかのようだ。
当初2曲めはファリャの「6つのスペイン民謡」が予告されていたのだが、クライスラーに変更になった。そしてこのクライスラーが最高の聴き物だった。これこそが音楽だ、と言わんばかりの確信、と同時に、前世紀の巨匠たちの、あのつまらない欲得を超越した雰囲気をも併せ持っている。
サックス吹き的には、阪やん(故・阪口新氏)以来久々に説得力あるクライスラーを聴いた、という感じ。(但し、晩年の阪やんのようなテクニックの衰えはない。)
プログラムの記載によると、最近クライスラー名曲集のCDを録音したらしい。発売されたら是非聴いてみたいものだ。

…そんなこんな。
「心が洗われるような、」とはこういう感覚を言うのか、という2時間余を過ごした。

そして、明日はオリヴィエ・シャルリエですか。
素晴らしい週末であることよ。
雨が止んでくれるといいんだけど。

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コンサート(2005年)」カテゴリの記事

コメント

私が所属するアマチュア・オーケストラなんですが、次回の演奏会で、なんとジェラール・プーレさんをソリストとして迎えます。

2006年4月16日川口リリアです。
プーレさんはブルッフを弾かれます。ぜひ見にいらしてください!!

ジェラール・プーレのピアニストの川島余理です。たった今、昨年7月9日のこの文章を読ませて頂きました。有難うございました。クライスラーのCDは11月に発売されました。これからも応援して下さい。最近では2006年5月9日(火)に文化会館(小)で大きなコンサートを致しました。来月14日(水)は逗子で弾きます。いつの日かお目にかかれますように。

コメントありがとうございました。

実際に演奏されていた当の本人の方からコメントを戴くことは珍しく、舞い上がってます。
CDは発売早々に入手し、楽しみに聴かせていただいています。
どうか、プーレさんの素晴らしさがより多くの方に伝わりますように、と願っております。

こんばんは、&ごぶさたしております。
さいきんカルテットを徐々にに再開しております。
22日にシンフォニーホールでブーレ氏のコンチェルトを聴きました。
軽いのに深みのある音色、まったく無理のない音楽は非常に心地よかったです。
アンコールでバッハの無伴奏パルティータ(多分)の一節を演奏しましたが、意味もなく涙が出そうになってしまいました。
サンダーさんがここで記事を書いてくださっていたおかげで最高の音楽が聴けました。
ありがとうございます。

>KEIさま
おひさしぶりです。
コメントありがとうございました。
お役に立ててなによりです。

最近プーレ氏の演奏をあまり聴いていないことに気付きました。
サロン的な小さな演奏会は意外とたくさんあるようですが、大きなリサイタルなどは最近あまりないですね。
そろそろまた聴きたいところです。

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