2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
無料ブログはココログ

« 都響【6月B定期】 | トップページ | 「アルルの女」を聴く~小澤 »

2005.06.17

新着CD【Play!】

発表会についてのエントリを書いていて思い出した。

cd043

須川展也/プレイ!(佼成出版社)
 山下一史指揮 東京佼成ウィンドオーケストラ

CDではなんだか久々に聴く、須川さんのソロ。(サントリーホールでのライブ盤は買っていないので。怒られそうだな。誰にだ?)
今日は、このCDについて。

いつものように、まあサービス精神旺盛な曲目・演奏。「流している」曲というのがない。どの曲目にもなにかしらの聞きどころと聞かせどころが余念なく準備されていて、何も余計なことを考えずに楽しんでいればよい。そもそも今回のアルバムは、屈託なく楽しむ、ということを基本的なコンセプトにしている訳で。
巧いと言ったらこれもまた変わらずこの上ない。最近全世界的にブレイクしつつあるルディ・ウィードフトなど、CDでも生でもいろいろな方の演奏を聴いたが、それらを全部鼻毛の先で吹き飛ばすような鮮やかさ。「ウードルズ・オブ・ヌードルズ」の中間部を、まあ聴いてごらんなさい。Jazzのアドリブみたいに構えて演奏しているというより、超絶技巧の鼻歌みたいなもので、これはもうほとんど曲芸の世界。

さすがに、音色は昔の須川さんに比べてずいぶん「軽く」なった。世の中のクラシカル・サクソフォンの流れ全体がそういう方向に来ていることもあるし、須川さん自身があれだけ超人的に忙しいスケジュールで演奏し続ける中、エコノミカルな奏法を身につけていったというところもあるだろう。
私自身にとっては、デビュー当時の須川さんの、独特の粘りと緊張感のある輝かしく力強い音(デファイエばりの大きな等速ヴィブラート付)がものすごく印象的だっただけに、ああ、時間が経ったのだなあ、と感慨を持つのだけれど。
(デュボワのディヴェルティスマンの2楽章など、昨今流行りのほぼヴィブラート無しスタイルだった)

フィリップ・スパークの「パントマイム」では須川さん、テナーを吹いているが、これがまた軽やかな音で、一瞬新井さんが吹いてるのかと思ってしまった。
新井さんのソノリテに影響を受けたか、あるいは須川さんが「盗んだ」か。…と簡単に言うけど、だいたいあれは盗もうと思って盗めるようなシロモノなのか、という話もある訳で。いやはや。さすが須川さん。

« 都響【6月B定期】 | トップページ | 「アルルの女」を聴く~小澤 »

サクソフォン」カテゴリの記事

コメント

旧いエントリーにコメントつけてしまってすみません。(^^ゞ

「デビュー当時の須川さんの、独特の粘りと緊張感のある
輝かしく力強い音」・・・って、例えば「サイバーバード」を
録った辺りの音がそんな感じなのでしょうか?
ちなみに初めてサイバーバードを聴いた時は、最終楽章の
ラスト近くでホロっと来ました。
なんというか、こう、「・・・生きるぞっ!!・・・」って
思いが溢れてきて(笑)

フィリップ・スパークの「パントマイム」なんですが、
Euphソロ版の「着うた」を、Euph吹きの我が子が
携帯の中にダウンロードして持っておりまして、
毎朝毎朝、ほんっっっとに毎朝、聴かされています。
なぜかというと、我が子の目覚ましミュージックに
「パントマイム」が設定されているものですから(笑)
いえ、好きだから全然問題ないんですが(^^ゞ
須川さんの「パントマイム」も聴きたいので、近々CDを
ゲットしてこようかしらと、企んでいるところです。
ちなみにデファイエさんの「愛の喜び・魅惑のサクソフォーン」を
めでたく入手。
「居酒屋のミュゼット」を聴いたら、初めてこれを耳にした
高校生時代の事を思い出し、延髄が熱くなってしまいました。
ついでに目頭も(笑)

お久しぶりです。
旧いエントリーへのコメント、大歓迎です。
ブログというのはどうしても昔の書き物が埋もれがちになるので、こうして時々堀り返していただけると大変うれしいです。

私が最も影響を受けた須川さんというのは実はもっと昔で、80年代の頃の話です。
88年のサクソフォン・コングレスで聴いた伊藤康英さんのコンチェルト(須川さんのセルマー時代最後の演奏)…などという話を始めると止まらなくなるので、やめておきますが。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74078/4587321

この記事へのトラックバック一覧です: 新着CD【Play!】:

« 都響【6月B定期】 | トップページ | 「アルルの女」を聴く~小澤 »