都響【6月B定期】
東京都交響楽団 第610回定期演奏会(サントリーホール)
董立強(ドン リーチャン)/ディスタンス
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番(ピアノ:コルネリア・ヘルマン)
プロコフィエフ/古典交響曲(交響曲第1番)
チャイコフスキー/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
指揮:李心草(リー シンサオ)
1971年生まれの中国の若手指揮者、李心草の初客演。遠目にはのび太くん風のトッチャン坊やで、高関健のドラえもんとコンビが組めると思う(^^;。それはいいとして。
1曲めはノーコメント。いかにも、って感じの現代音楽。
ピアノのコルネリア・へルマン、ザルツブルグ生まれだそうだがあきらかに東洋系の顔立ちで、写真より実物の方がずっと美人です。モーツァルトにふさわしい優しいタッチと美音だったけれど、しかしよく眠れたわ(^^;
今日一番の聴き物は、休憩後の「古典」だった。先日オルフェウス室内管の物凄い演奏を聴いたばかりだったので分が悪いかなと思っていたが、われらが都響もどうしてなかなかのもの。1、2楽章はさすがにオルフェウスとは違って、16型の大編成による堂々としたスタイルだったけれど、フィナーレの鮮やかさなんか負けてはいない。
最後は「フランチェスカ・ダ・リミニ」。生では初めて聴く曲だ。熱演ではあったが、何を言いたいのかいまひとつよく分からないまま終わってしまったような。部分的にはとてもいい響きが聞こえるんだけど。曲のせいかな。正直なところブルックナーにかぶれたチャイコフスキーみたいな曲で、あまり私の好きなタイプではない。
いろいろ言ったけれど、それでもやはりオーケストラを聴くのは楽しい。吹奏楽やサクソフォンを聴くのと、脳の反応する部分が違うような気がする。
逆に、吹奏楽やサクソフォンで、オーケストラを聴くときの反応を感じるような、そんな演奏を聴きたいものだと思う。
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