都響【バーバー】
都響・東京芸術劇場シリーズ「作曲家の肖像」
Vol.56 サミュエル・バーバー
オーケストラのためのエッセイ第2番
弦楽のためのアダージョ
ヴァイオリン協奏曲(Vn:渡辺玲子)
ノックスヴィル、1915年夏(Sp:野田ヒロ子)
交響曲第1番
ジェイムズ・デプリースト指揮 東京都交響楽団
いい演奏会だった。
こういう清々しい気分のなか終わった演奏会というのは久しぶりかもしれない。何の悩みもなく過ごしていた子供時代の、楽しくまた輝かしい休みの1日の終わり、みたいな。
バーバーの音楽をまとめて聴く機会なんて普段はまず無いけれど、いざこうやって聴いてみると、バーバーという人が音楽にこめた、憧れとか癒しとかノスタルジーという感情がとってもよく判る。勿論演奏も素晴らしかった。特に、ヴァイオリン渡辺さん、見事なオーボエソロを吹いた本間さん、そして都響弦軍団、何よりもマエストロ・デプリースト、Bravo!
お客さんも意外とよく入っていて、めでたし。アンコールに、歌劇「ヴァネッサ」間奏曲。
それにしても今日のような日は、普段、自分が音楽を聴いた後に、いかに言わずもがなのことばかり喋っているかということに思い至って(私ばかりじゃないんですけどね。ネット上を探ってみると、そういう方、いっぱいいらっしゃいますが)、ちょっと反省することだった。
私も、聴く人にこういう音楽を分けてあげられたら本望だな、と、アマチュア音楽家の端くれとして思う。
…
思い出したので、追記。
バーバーの音楽のノスタルジックな感じということでは、私自身も以前、こんな文章を書いていました。
→今年の1月14日のエントリー
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