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2005.04.16

ユトランディア・サクソフォンクヮルテット

tirasi524昼間、恒例の父の見舞いに行った後、夜は調布へ出てJutlandia Saxophone Quartet(デンマークのサクソフォン四重奏団)を聴いた。(調布グリーンホール・小ホール)
プログラムやチラシでは「ジョットランディア・サクソフォンカルテット」となっているが、「ジョットランディア」はいくらなんでも違うだろうということで、タイトルの表記としました。
フランス以外の外国からSaxカルテットが来日するというのは最近(最近でなくても)たいへん珍しいことだ。愛知万博のデンマーク・ナショナルデーに招待を受けての来日に伴う、東京での2回の演奏会の初回。

J.リヴィエ/重くそして快速に(Grave et Presto)
久田典子/ Movement for Saxophone and Piano*
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲op.56
ニールセン Svend Hvidfelt Nielsen /夜に向かって(Towards the Night)*
ピアソラ/組曲
 *ピアノ:富永綾(デンマーク王立音楽院嘱託伴奏員)

我々の耳からするとなかなか不思議な雰囲気の演奏というのが第一印象。「歌い上げる」とか「鳴らす」というより、音を線状に「置いていく」と言うか、最初のリヴィエ(『重くそして快速に』という邦題は初めて見たぞ。「そして」ですか、)を一聴した時点では、巧いけれど(私がこれまでCDで聴いたことのある、New Danish四重奏団とかコペンハーゲン四重奏団とか、他のデンマークのカルテットに比べたら、技量は上だ)繊細なのか大雑把なのかよぉ判らんという感じ。
感性というか、音楽づくりに際して留意している部分とか音楽を見る角度が、私たちとは微妙に違うんだろうな。少なくとも聴き慣れた(日本やフランスの)サクソフォン四重奏とはちょっと違う趣だ。4人がほとんど円形に内側を向いて並ぶ配置とか、残響のほとんどない(練習室みたいな)ホールの響きのせいもあるだろう。
プログラムが進むにつれてだんだん慣れてきて、最後のピアソラは熱気あふれる演奏で惹き込まれた。

ぜんぜん宣伝とかしている様子でもなかったのに、会場は普通のおじさんおばさんとか、いつもとはちょいと違う客層で結構賑わっていた。どうやって集客したのかな。皆さんそれなりに楽しんでおられた様子で、なにより。
アンコールにやはりピアソラぽい曲を1曲吹いて(なかなか見事だったが曲名が分からない)、大喝采を浴びていた。

会場でCDを売っていたので購入。

cd028

それにしても、巨体な方々だ。なんだかバリサクが妙に小さく見えることで…(^^;
会場でmckenさんにお逢いしたが、やはりCDを買っておられたので、CDの感想はそのうちそちらにupされるのではないかと。
(後記 CD聴いてみた。なかなか良いです。ていうか、今回のコンサートみたいな響きの全然無いホールでは、真価は判りませんわな)

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コンサート(2005年)」カテゴリの記事

コメント

会場ではどうもでした。トラックバックしてみました。
不思議なサウンドでしたね。この方向性ならば
現代音楽で真価を発揮するのでは、と思いました。
明日聞きにいけないのが残念です。

ハバネラSQは今回は東京では聞けないのでしょうかねぇ、、

どうもです。私も明日は聴けないので残念です。
明日はセルマージャパンのホール(というか、スタジオ)ですね。もう少し響きの良いちゃんとしたホールで聴きたかった、と思っています。
ハバネラは時間さえあれば大阪まで聴きに行きたい位なんですがねえ…

それと例の物、やっと発送しました。
土曜日に着くようにしてあります。(私信)

私はジョットランデイア サクソフォーン カルテットのソプラノ奏者です。妻が日本人なので訳してもらいました。
調布のコンサートに来てくれてありがとうございました。
質問にありましたが最後に演奏した曲はピアッゾラの novitangoです。
またどこかで会えることを楽しみにしてます。

コメントありがとうございました。
私は以前から、聴いたコンサートの感想を好き勝手に書き散らしていますが、演奏された本人からのコメントというのは珍しく、びっくりしたと言うか、ちょっと緊張しております。
久しぶりの日本はいかがでしたか。
再び演奏を聴くことができる日を楽しみにしております。

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