【訃報】関屋晋氏
書き忘れていました。
オーケストラのコンサートで合唱付きの大きな作品を聴いたあと、カーテンコールで袖から出てくる姿を、いったい何度見たことだろうか。10回や20回では済まないことは間違いない。最後に見たのは、1月のフルネ指揮の都響600回定期、「ダフニスとクロエ」か。
ハイドン、モーツァルトの古典から、ベルリオーズ、ブラームス、ヴェルディ、マーラー、そしてウォルトン、オルフ、ストラヴィンスキーといった近現代、フォーレ「レクイエム」の祈り、ドビュッシー「聖セバスチャンの殉教」の官能的な色彩に至るまで、如何なるスタイルの音楽であっても最高の仕上がりの合唱を聴かせてくれた。
指導法は独学ながら、アマチュア相手にかくも考えられないような高いレベルのことをやらせてしまう、という点で、正に畏敬すべき名匠でありました…。
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