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2005.04.09

春たけなわ

050409いい天気だ。桜があちこちで満開。

実家の近くの行きつけの床屋へ行き、散髪。
途上、私が卒業した中学校の前を通った。
30年前、その中で学校生活を過ごした校舎。当時から結構古めの建物だったけれど、まだそのまま建っている(これより新しかったはずの高校の校舎は、とっくに建て替わった)。
なんだか時間が止まっているような、不思議な感じ。
(つうか、耐震強度とかは大丈夫なのか?)

tirasi522夜は桜木町にて、私の古巣バンドで同じSaxパートだった(私の在籍当時はまだ大学生だった)知人の結婚披露パーティがある。先月20日のコンクール打ち上げの席上、急遽誘われたのだ。
夜8時開宴とのことなので、その前に会場のすぐ近くのみなとみらいホールでの日本フィル演奏会を聴くことにした。こちらは6時開演。終わってタクシー飛ばせば間に合うかな、と。
そうまでして聴きたかったというのは、こういう曲目。

ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
ラヴェル/マ・メール・ロワ(全曲)
フランセ/クラリネット協奏曲(Cl伊藤寛隆)
ラヴェル/ラ・ヴァルス
 指揮:沼尻竜典

なんといってもフランセのコンチェルト。しかも伊藤さんだし。
伊藤氏には10年以上前、洗足学園を出たての頃だが、「音の輪」のゲストコンマスをお願いしたことがある。当時から非凡さが際立っていたけれど、あれよあれよと言う間に売れっ子になり、日フィルに入団、首席奏者になってしまった。
しかしフランセのコンチェルト、こうして生で聴いてみると全く、人間業とは思えない難曲だ…。イベールのコンチェルティーノ・ダ・カメラなんか指の先で吹っ飛んでしまう、みたいな。演奏時間も4楽章、25分近くかかるし。暗譜で吹ききった伊藤氏に大拍手。
オーケストラも好演。正直、日本フィルとは思えないような(^^;繊細で完成度の高い演奏だった。
先日聴いたばかりのパリ管の音は耳の奥にまだ残っているけれど、これはこれで日本人ならではの繊細さで解釈したフランス音楽、ということで充分な説得力がある。
下世話な話だが、値段の差(C席3200円、パリ管はステージ後ろの同じC席で1万4千円)を考えたら、素晴らしいものがあるでしょ。

終演後すぐ飛び出して、タクシーを拾って次の会場へ。10分もかからず到着。
出席者がおそらく百人を超える、大きな立食パーティだった。古巣バンドの仲間ということで、知った顔もたくさん。また偶然、明日の(別団体の)練習でご一緒する予定の方にもばったり遭ったりして、世界の狭さを実感する。

若い(しかも今日みたいな、仕事等のしがらみの無い)人の結婚披露パーティって、いいですね。なんかこう、初々しい希望のようなものに満ちていて。
Saxアンサンブル演奏も、勿論あり。私としては珍しく、完全お客さんモードで過ごしました。

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