新着CD(4/19)
正確には新着という訳ではなく少し前に買ったものだが、この作曲家については先日、ピアノ曲のCDをご紹介して以来トラックバックをいろいろ頂いていてタイムリーだし、そういえばこちらではまだとり上げていなかったので…
ロパルツ/弦楽三重奏曲、前奏曲・海景と歌、弦楽四重奏曲第4番
Ensemble Stanislas(Timpani)
聴き物はやはり、フルート、ハープに弦楽三重奏という編成の、隠れたる傑作"Prelude, marine et chansons"か。
編成上、ドビュッシーの「フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ」、あるいは「神聖な舞曲と世俗の舞曲」にも似た、アルカイックな音世界。
ハープのボロ~ンという低音域の響きには、なにか古代世界への誘いを感じるものがある。琵琶法師の琵琶みたいなもんか(突飛な連想だが、まんざら冗談でもないかも)。
他の曲も、特にフランス音楽が好きという訳でなくても、この浮世離れした美しさは充分に受け入れられるのではないかと思う。
シベリウス/交響曲第2番
バルビローリ/ロイヤルフィル(Chesky)
こちらは届いたばかりの、本当の新着。
2月に都響の定期でシベリウスの2番を久々に聴いて感銘を受けたのがきっかけで、Amazonを探っていたら、私にとってLP時代の刷り込み(70年代の終わり頃、RCAのゴールドシールで出ていた)であるこの演奏がCDになっていることを発見し、注文していたもの。結構時間がかかった。
古い録音(1962年)だが、たいへんリアルなしかも聴きやすい音で復刻されている。
バルビローリのシベリウスは、EMIから出ている5枚組CD(ハレ管弦楽団)を持っているけれど、こと2番に関してはこのRPO盤のほうがずっといい演奏だと思う(自分にとって聴き慣れている、というだけでなく)。
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» メロスアンサンブルのフランス室内楽曲集 [六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-やるなぁ怨羅院梶野ちゃん]
Ravel, Debussy, Roussel, Ropartz / Melos
Claude Debussy Maurice Ravel Joseph Guy Ropartz Albert Roussel Melos Ensemble of London Osian Ellis / London
ISBN : B0000042FZ
少々インターミッションネタで。
昨今・・ネット界隈でフランス音楽の狭間の人々に脚光が浴びつつあるような気配致す次第。
先に続行中のピエルネそしてロバルツなど... [続きを読む]
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