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2005.03.30

2日連続のサントリーホール

tirasi520サントリーホールの周りのアークヒルズ一帯には桜の木が多い。去年の今頃はもう咲きまくっていたような記憶もあるけど、今年はまだまだ。でも今日の暖かさでつぼみがだいぶ膨らんできた。
今日は都響ではなく東響の定期公演。

モーツァルト/協奏交響曲変ホ長調K.297b
ブラームス/交響曲第1番
 指揮:ユベール・スダーン

久しぶりの東響。東響は土日の定期演奏会や主催公演が多いので、プレイヤー兼業リスナーにとってはなかなか行き辛いのだ(N響も最近Aシリーズ定期が木・金の2回から土・日に変わり、行く回数が急減した)。
2~3年前に芸劇でフランス音楽特集を聴いて以来で、その時はお目当てのショーソンの交響曲が「???」という出来でガッカリした記憶があったが、今日はなかなかの演奏だった。特にブラームス。ありがちな重苦しい熱演とは一味違う見通しの良いもので、やっぱり指揮者の格の違いかな。ただ前半は得意の「前プロモーツァルト催眠症」にやられて、記憶がところどころ飛んでいる。

モーツァルト・オーケストラ静岡の事務局のオーボエ嬢がこの演奏会を聴きに上京しているという話だったので(前プロの団員ソリストの方が大学時代の師匠だったとのこと)、ちょっと場内を捜してみたが見つからず、残念。


1年以上前からずっと労使交渉が続いていた、都響団員の契約制移行問題が、やっと妥結したようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000401-yom-soci

全員一律の契約制ではないということで、当初案よりはまあ条件レベルで少しはマシ、ということなんだろうけど。しかしねえ。
そもそもオケマン(音楽家)に業績審査などが可能なのか、そんなことをしていったい(音楽的に)何の意味があるのか、という根本的な疑問に対する答を獲得するまでに至らなかったのが、なんとも無念。

都のお役人さんに言わせるとたぶん「いや、私は音楽には素人だが、業績評価は必要だ、」とかなんとか言うことになるんでしょ。だからさ、その前提がそもそも違うんだっつーのに。
かつて都響の楽団主幹を勤めた故草刈津三氏も、著書の中でずばりと書いている。
「オーケストラは、音楽そのものなのだから、素人に口を出されると困るのだ」と。
「本庁職員同様に」と言うけれど、そもそも公務員に成果主義を求めること自体がどうなんだよ、という話もある訳で。
…なんかもう、考えれば考えるほどアホらしくなってくるのだった。

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