ちなみに
昨日書いた内容の一部は、近い将来、本家サイトで数年越しの懸案となっている「ジャン=マリー・ロンデックス論」をまとめる際、そのコンテンツとして使われる予定。
表紙は、これになります(既に決定済)。
1993年11月、ロンデックス最後の来日リサイタル。(クリックで拡大)
会場は、今は無くなってしまった、お茶の水の旧・日仏会館の古ーいホールだった。
この1993年の秋というのは、私のようなSax好き&フランス音楽好きにとっては、今思い出しても大変な季節だった。
ほんの1ヶ月くらいの間に、このロンデックスの他、ドラングル(現パリ音楽院サクソフォン科教授)がリサイタルをするわ、イギリスからはアポロ・サクソフォン四重奏団が来日するわ、3年に一度の管打楽器コンクールのサックス部門が開かれるわ(1位は大城正司氏)、ギャルドは来るわ、パリ管(ビシュコフ指揮)が来てデュティユーの交響曲第2番を日本初演するわ、都響にはジャン・フルネが来てドビュッシーの『選ばれた乙女』に『聖セバスチャンの殉教』というド渋のプロを振るわ、東京フィルはセルジュ・ボドが客演でやはりドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』全曲だわ…
ああ疲れた。とまあ、本当に盆と正月が一度に来たようだった。
(一応みんな聴きました。今じゃもう無理だろうな。)
…
東京はこれから雪になるらしい。
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