NAXOS二題
本家サイトの読者の方より、NAXOSのCD日本作曲家選輯シリーズ中の大澤壽人『ピアノ協奏曲第3番』にサクソフォンが使われている、とのご教示を頂いた。
このCD、半年以上前に買ったままろくに聴かずに積んであったので(^^;、あわてて聴いてみた。うむ、よく聞こえる。解説にもしっかり書いてあるし(^^;;。1938年の作曲とはとても思えないハイカラで垢抜けた曲だ。この大澤壽人という人、『サクソフォン協奏曲』(1947)も書いているらしい。聴いてみたいものだ。
20世紀の中頃に書かれた日本人作品には、妙に当り前にサックスが使われることが多いというのは、昔から不思議に思っていた。
オーケストラ作品に限っても、近衛秀麿編曲の『越天楽』(1931)に唐突にソプラノサックスが1本使われている辺りに始まって、黛敏郎『饗宴』(1954)、鈴木博義『モノクロームとポリクローム』(同)、小山清茂『木挽歌』(1957)、松平頼則『左舞』(1958)に『ピアノと管弦楽のための3章』(1962)、湯山昭『子供のための交響組曲』(1961)など。オーケストラ作品ではないが、アルトサクソフォンとコントラバス・サリュソフォンを用いた武満徹の『室内協奏曲』もこの頃だ。
その音楽的、文化的な背景に、興味がある。
NAXOSをもう1枚聴く。こちらは先週の金曜日に買ってきた中のひとつ。

ウォルトン/ヨハネスバーグ祝祭序曲、ヴィオラ協奏曲、交響曲第2番
ポール・ダニエル指揮 イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア
都響の3月の定期でウォルトンのヴィオラ協奏曲が演奏されるので、予習にと買ったCD。
しかしこのCD、単に予習用(曲が解ればよい)というレベルをはるかに超えて、物凄くよい演奏だ。オーケストラがたいへん巧い。音色は薄手だけど、リズムが非常に鮮やかで焦点のぴったり合った高細密度写真のようで、これらの曲目によく合った演奏だと思う。
これが千円しないというのはお得だよなあ。
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かつてクラッシク招き猫の人脈が厚いころ、現代日本現代音楽のスレッドで異様に盛り上がることが日常茶飯事であった次第、その一つの日本を表題にした素敵な表題音楽という... [続きを読む]
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