新着書籍『私のオーケストラ史 回想と証言』
昨日(25日)は楽しみにしていたブリュッヘン指揮の新日本フィルの定期(シューベルトの未完成、グレート)だったのだが、昼頃になって終わった筈の仕事がドドッと差し戻されてきて、結局9時近くまで職場にいた。くやしいぞ。(>_<)
雲井さんのCDも出たところだし、今週はシューベルトづいていていい感じ、と思っていたのにぃ。
ということで、我が家にあった「未完成&グレート」のCDを、久々に引っぱり出して聴く。
シューベルト/交響曲第8番『未完成』、第9番『グレート』
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団(BMG)
古い録音(1955~58年)だし、世代的には昔のものだが、現代的なキビキビした、それでいて軽いという訳ではない力に満ちた演奏はさすがミュンシュ。
『グレート』(今は未完成は7番でグレートが8番らしいけど、いまいちしっくり来ない)が随分あっさり終わってしまうような気がするのは、リピートの省略が多いせいか?
『未完成』の方は、なぜか私が小学生の頃から実家にレコードがあって、親しんでいた演奏。このレコードをネタに知ったかぶりをして、中学校の音楽の先生にヒイキしてもらった話は、以前の日記に書いた。
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今日の本題。
先日届いた『私のオーケストラ史 回想と証言』(草刈津三著)という本を読了。
この本の紹介はこちら(Classic News内のページ)を参照。
著者は、創立時の日本フィルと発展期の都響で、ともども事務局の要として活躍された方だけに、戦後日本クラシック音楽史のドキュメンタリーとして無類の面白さだ。読み始めたら途中で止まらず、300ページ余を一気に読み切った。
ISBNが無いところを見ると、自費出版のような本なのだろう。書店等では見つからず、発行元のデュオジャパンにメールして送ってもらったものだ。
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もうひとつ。
今日届いたSaxophone Journal最新号(March/April 2005)の表紙に、見慣れた顔が。
Masumi Satoという署名のある、須川さんの4ページの紹介記事(バイオグラフィ、活動紹介、委嘱作品等)が載っている(内容的には日本ではさほど目新しいものではなかったが)。
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