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2005.02.21

新着CD(2/21)

今日届いていたパイパーズ誌上でもバラされていたけれど、都響首席トランペットの福田善亮さんが3月いっぱいで退団、札幌交響楽団に移籍されるそうで、個人的にはちょいとショック。
こちらのページ(ACTUS/ブラスプロのサイト内)にもちょろっと載っている。
もう一方の首席・高橋敦さんも素晴らしいプレイヤーではあるけれど、やはり、20年慣れ親しんだ都響の金管の音はほぼ福田さんの音とイコールだったからなあ。残念というか、複雑な気分です。


今日の新着CD。
本日発売の新譜。「REED!×3」と題して、アルフレッド・リードが大阪市音を振ったライブ盤がフォンテックから一気に3枚出た。
曲目の興味から、とりあえず第3集を買ってみる。

cd011

A.リード/エル・カミノ・レアル、2つのバガデル、交響曲第3番、第6組曲、エルサレム讃歌
 アルフレッド・リード指揮 大阪市音楽団(Fontec)

(Fontec社サイト内の紹介ページはこちら
おなじみリード博士の指揮とはいえ、最初の『エル・カミノ・レアル』からいきなり、聴き慣れたものとは全く違う新鮮な音が出てきて、これはちょっと「目から鱗」の演奏かも。
言っちゃ悪いが、バンド全体の音色の存在感がたとえば東京の某プロ楽団などとはそもそも比べ物にならないし、いついかなる時も各セクション毎のサウンドが完全に確立しているので、オーケストレーションの変化に伴う響きの色彩の変化が実に立体的に判る。ヨーロッパのバンドみたいな音だ。というか、リードさんの音って本当はこうだったのね。知らなかったよ、私としたことが!
『エルサレム讃歌』の例のソロを、ソプラノサックスではなく譜面どおりクラで吹いているのが唯一残念だが、リード好きなら絶対必聴のCDだと思う。
これは残りの2枚も買わねばなるまい。

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